ジェットスター、5周年でLCC国内シェア52%…累積搭乗者数2000万人に到達の勢い

航空 企業動向
就航から5年、国内線LCCシェア52%を占めるジェットスタージャパン
就航から5年、国内線LCCシェア52%を占めるジェットスタージャパン 全 3 枚 拡大写真

3日、就航から5周年を迎えたジェットスター・ジャパン(片岡優会長)が、ますます力強さを見せている。

同社は豪カンタスグループと日本航空を筆頭株主に、2012年7月3日、成田~新千歳、成田~福岡の2路線を3機のエアバスA320型機で運航を開始した。同年3月には、ANAホールディングスを筆頭株主に持つピーチ・アビエーションが就航しており、ジェットスター・ジャパンは首都圏初の日本のLCCとして、LCC元年の新市場を彩った。

この間の同社の方針は明快で、ほかの航空会社が公示する運賃より高い場合、差額相当をバウチャーと呼ばれる金券で保証する「最低価格保証」で格安を印象付けてシェアを伸ばす一方、ラーメン・餃子価格で国際線、国内線を利用できるというユニークな格安キャンペーンを展開し続けた。その効果で、今や国内線LCCマーケットシェアは52%(16年1月~16年12月)。就航からの累積搭乗数は、日本のLCCとして最速で1900万人を超え、来週にも2000万人を達成する勢いだ。

さらに、今年2月には新運賃オプション「フレックスBiz」を開始し、これまでのLCCにはなかったビジネス客層の開拓にも力を入れ始め、その勢いは従来の“格安航空”利用者にとどまらない新市場を目指している。

就航路線も6月2日に上海~成田線を新たに加えて国際線9路線、国内16路線を展開するまでに拡大した。東京・大阪・名古屋を中心に、国内・国際線を1日最大100便以上運航し、保有機材数を21機に増機。今や日本最大のエアバス運航会社でもある。

同本社のある千葉県成田市、成田空港LCC専用ターミナルである第3旅客ターミナル国内線搭乗ゲートでは、12年7月3日の初便と同じ便名のGK111便(成田~新千歳)の利用客に記念グッズを配布。同社各部門のスタッフが搭乗ゲートや駐機場で見送りを行った。

《中島みなみ》

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