【ユーロNCAP】ホンダ シビックハッチバック 新型、4つ星

自動車 テクノロジー 安全
ホンダ シビック ハッチバック 新型
ホンダ シビック ハッチバック 新型 全 6 枚 拡大写真

欧州で唯一、公的な衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムは7月5日、新型ホンダ『シビックハッチバック』の衝突安全テストの結果を公表した。最高5つ星のところ、4つ星評価にとどまっている。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突32km/h、歩行者衝突40km/hで行う。ユーロNCAPの評価システムは、評価の4項目に応じて、ポイントを配分するもの。最新の制度では、最重要視される「成人乗員保護性能」に、ポイントの40%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置」の3項目には、各20%を配分する。

さらに、ユーロNCAP は2015年から、前面フルラップ衝突テストを導入。背の低い女性ドライバーと、後席に乗員を乗せた状態を想定し、テストを行う。緊急回避の自動ブレーキをはじめ、先進の安全装備も、評価基準となった。

最高の5つ星を得るためには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子ども乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上のポイントを獲得するのが条件。4項目のひとつでも、基準のポイントを下回り、4つ星以下となった場合、総合評価で5つ星と認定されない。

新型シビックハッチバックのテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能が35点(92%)で、5つ星の条件に適合。しかし、子ども乗員保護性能は33点(67%)にとどまり、5つ星の条件の75%に届いていない。一方、歩行者保護性能は31.7点(75%)で、5つ星に該当。安全補助装置は10.7点(88%)となり、5つ星に必要な50%を超えた。

子ども乗員保護性能の判定の影響もあり、新型シビックハッチバックの総合評価は、最高5つ星のところ、4つ星に。それでも、成人乗員保護性能、歩行者保護性能、安全補助装置の3項目では、最高評価の5つ星を獲得している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  2. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
  3. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る