フォルクスワーゲングループは7月6日、自動車メーカーとして初めて、グループ全体でVR(仮想現実)技術を導入した、と発表した。
フォルクスワーゲングループの専門家は、複数のエンジニアがVRルームでミーティングすることを可能にする生産と物流のためのバーチャルリアリティアプリケーションを開発。フォルクスワーゲン・デジタル・リアリティ・ハブはInnoactive社とともに、既存のVRアプリケーション、ユーザー、ツールをすべて単一のプラットフォームに組み込んだ。
フォルクスワーゲングループでは、生産と物流のためのVRソリューションを開発。すでに、VRによるロジスティクストレーニング、ワークショップのための仮想環境の作成などを行っている。
フォルクスワーゲングループの全従業員は、既存のすべてのVR要素にアクセス可能。ビジネス向けに特別に開発されたVRヘッドセットを導入。フォルクスワーゲングループは、HTC VIVE社のヘッドセットを使用して、グループ全体でVR技術を活用していく。
フォルクスワーゲングループの物流部門のVRユーザー、Mathias Synowski氏は、「VRテクノロジーを展開することは、将来のデジタル、ネットワーク、効率的な生産に向けた重要なステップ。それは日々のチームワークをはるかに簡単にし、時間を大幅に節約することになるだろう」と述べている。