【フォーミュラE】アウディ、2017/2018シーズンからワークス参戦移行

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2016/2017シーズンの「Team ABT Schaeffler Audi Sport」
2016/2017シーズンの「Team ABT Schaeffler Audi Sport」 全 4 枚 拡大写真

7日、アウディは電気自動車のフォーミュラレース「FIA フォーミュラE 選手権」の2017/2018シーズンからワークス参戦に移行する旨を発表した。フォーミュラEにおけるドイツ初のワークス参戦自動車メーカーとなり、電気自動車全般に一層の力を注いでいくとしている。

アウディはこれまでも現在の「Team ABT Schaeffler Audi Sport」を技術支援するかたちでフォーミュラEへの関与の度を強めてきていたが、来る第4シーズン(今年12月開幕の2017/2018シーズン)からは同チームの体制を引き継ぎつつ、これをアウディのワークス参戦チームとすることになった。

新たなチーム名は「Audi Sport ABT Schaeffler」。あまり変化していないようにも思えるが、アウディ(スポーツ)が名実ともアタマに出るかたちに。なお、チーム母体となっていたアプト(ABT)スポーツラインは新体制のなかでも活動を継続、またアウディは既にシェフラー(Schaeffler)社を技術パートナーとして次のシーズンのパワートレーン開発を進めているという。

アウディAGの技術開発部門のマネージメントボードメンバー、ピーター・メルテンスはレースでのさらなる成功に自信を示すとともに、「(これを機に)我々のブランドが電気自動車の世界に(より一層)コミットメントしていくことは明らかです」としている。

現在のTeam ABT Schaeffler Audi Sportには、かつてアウディのLMP(ルマンプロト)ドライバーとしてもWECで活躍したルーカス・ディ・グラッシが在籍。彼はフォーミュラEでも最初の2014/2015シーズンにシリーズ3位となり、続く2015/2016シーズンに同2位、そして現在進行中の2016/2017シーズンでも同2位(第8戦終了時点)と大活躍している。チームも強豪の一角として定着しており、さらなる躍進が期待されることとなった。

フォーミュラEの2016/2017シーズンは今月、ニューヨークとモントリオールでの各2連戦、計4戦を終えて閉幕する予定。次の2017/2018シーズンは今年12月、香港にて開幕予定となっており、そこで“アウディ真ワークス”が初陣を飾ることになる。

《遠藤俊幸》

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