米国のEVメーカー、テスラのイーロン・マスクCEOは7月9日、自身の公式Twitterを通じて、新型EV『モデル3』の量産第一号車がラインオフした、と発表した。
モデル3は、『モデルS』よりもボディサイズが小さく、価格も抑えられる入門EVセダン。すでに40万件近い予約を獲得しており、EV普及を目指すテスラの切り札となる。
モデル3の生産を行うのは、米国カリフォルニア州のフリーモント工場。同工場は元々、GMとトヨタ自動車の合弁工場、「NUMMI」だった。NUMMIは2010年春に閉鎖。その後、テスラモーターズがNUMMIを取得し、現在はEVの『モデルS』や『モデルX』を組み立てている。
テスラモーターズは2014年、フリーモント工場を大幅改修。工場の設備を、大幅にアップデートした。製造ラインには、最新鋭のロボットを導入。車体プレス加工の生産能力も引き上げられ、パワートレインの組み立て工程の強化も図った。
First Production Model 3 pic.twitter.com/TCa2NSUNI3
— Elon Musk (@elonmusk) 2017年7月9日
7月9日、フリーモント工場から、モデル3の量産第一号車がラインオフ。イーロン・マスクCEOは、「量産第一号車が、今まさにラインを離れ、これから最終品質チェックを受けるところだ」とコメント、続いて量産第一号車の写真をアップした。