VWとロボットメーカーKUKA、提携強化…自動運転車向け技術を開発

自動車 テクノロジー ITS
VWグループのマティアス・ミュラーCEO(左)とKUKAの首脳
VWグループのマティアス・ミュラーCEO(左)とKUKAの首脳 全 1 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループは7月10日、ドイツに本拠を置く産業用ロボットメーカー大手のKUKA(クカ)との間で、戦略的提携関係を強化すると発表した。

今回の両社の戦略的提携の強化は、将来の自動車向けに、ロボットベースのイノベーションコンセプトを共同開発するのが狙い。フォルクスワーゲンはKUKAのロボット技術を導入して、最新の自動運転および自動駐車技術や、EV用テクノロジーを開発する。

このうち、EV用テクノロジーを開発するのが、「e-smart Connect」プロジェクト。フォルクスワーゲングループのEVの高電圧バッテリーを充電するために、実用的で使いやすいソリューションを提供する。ドライバーは、EVを指定された駐車スペースに停めるだけで、ロボットが充電ケーブルを接続してくれる。

フォルクスワーゲングループは、eモビリティ戦略を推進。2018年末までに、10種類以上の新型電動車両を発売する。さらに2025年までに、30の電動車両を投入する計画。

フォルクスワーゲングループのマティアス・ミュラーCEOは、「将来のモビリティを構造化することに、集中して取り組んでいる。これは革新的な車両の概念だけではなく、サービス部門における全く新しい要件を網羅している」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ほぼ未使用」のスーパーカー20台、匿名バイヤーに一括売却へ その総額は…
  2. ヤマハのネオレトロ『XSR900』、外装キットが国内20%超の装着率で「嬉しい誤算」その理由とは?
  3. 【三菱 デリカミニ 新型】インテリアはバージョン0.8から「2.0」に進化! 専用開発で実現した“らしさ”とは
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. レクサス NX、電動モデルのラインナップを拡充…2026年型を米国発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る