神戸製鋼、中国で線材二次加工拠点の生産能力を増強…新酸洗設備が稼働開始

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神戸製鋼は7月11日、中国浙江省平湖市の特殊鋼線材二次加工拠点「神鋼特殊鋼線(平湖)有限公司(KSP社)」において増設工事を行っていた酸洗設備の稼働を開始したと発表した。

KSP社は、自動車用ボルト・ナット等に使用される「冷間圧造用ワイヤー」を主に日系自動車部品メーカー向けに供給することを目的に2007年に設立、2009年に本格操業を開始した。同ワイヤーの母材である特殊鋼線材は、100%神戸製鋼が供給している。

中国における自動車生産は、2025年には約3200万台へ増加すると見込まれるなど順調に拡大を続けており、日系自動車(部品)メーカーの現地調達ニーズも高まっている。KSP社は、日系自動車部品メーカーが中国において高品質な部品を日本国内と同様品質の素材で製造することを可能にしており、「冷間圧造用ワイヤー」では最大のシェアを誇っている。

神戸製鋼の中国における線材二次加工拠点は、KSP社を始め4拠点を有し、自動車部品に使用される線材製品を生産している。中国は世界No.1の自動車市場であり、今後も特殊鋼需要は堅調に伸長するものと想定されている。KSP社の生産能力は、新設備の稼働により約3500トン/月から約4900トン/月に拡大。今後とも中国における自動車および自動車部品メーカーの現地調達ニーズに応えていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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