東京地裁、出光興産の新株発行を認める---昭和シェルとの合併に向けて前進

自動車 ビジネス 企業動向
東京地方裁判所
東京地方裁判所 全 1 枚 拡大写真

出光興産は、東京地方裁判所が新株発行差し止めの仮処分申し立てを却下したと発表した。

出光は、新株4800万株を発行して最大1185億円を調達することを決定。これに対して出光に33.92%出資する創業家は、新株発行は昭和シェル石油との経営統合に反対する創業家の出資比率を引き下げて経営統合を実現する、現経営陣による支配権維持が目的として東京地裁に新株発行差し止めの仮処分を申し立てていた。

東京地裁は、現経営陣が主張する新株発行の目的と説明する「成長のための投資資金の調達」には合理性がなく、「(現在の経営陣が)有利な立場に置く目的が存在する」としながらも、昭和シェルの株式を取得するための借入金の弁財資金の調達としては不当なものとまではいえないとし、申し立てを却下した。

これで出光と昭和シェルは合併に向けて前進した。

一方、創業家は決定を不服として即日抗告した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る