ダイムラーと中国奇瑞、EVの名称争いで和解…メルセデス「EQ」存続

エコカー EV
メルセデスベンツ・ジェネレーションEQ
メルセデスベンツ・ジェネレーションEQ 全 3 枚 拡大写真

ドイツの自動車大手、ダイムラーは7月14日、中国の奇瑞汽車との間におけるEVの名称争いで和解した、と発表した。

今回の和解は、メルセデスベンツが新たに立ち上げたEVブランド、「EQ」に関するもの。中国の奇瑞汽車は、EVに「eQ」というブランド名を2014年から使用しており、両社はそれぞれの名称の使用権を主張し、争ってきた。

両社の和解の内容は、ダイムラーは例えば、『EQC』など、EQの後ろにアルファベットを追加することで、EQブランドのモデル名を表現。これにより、奇瑞汽車のeQの後ろに数字を組み合わせた『eQ1』などの車名と、混同を避ける。

ダイムラーのHubertus Troska取締役は、「奇瑞汽車はeQのブランド名で、中国で高い評価を得ており、非常に尊敬している。奇瑞汽車とダイムラーは、自動車産業におけるEVの未来を、中国や世界で成長させることにコミットしている」とコメント。

奇瑞汽車のAnning Chen CEOは、「ブランドの設立当初から、自動車の革新とブランドの国際化に注力してきた。ダイムラーと世界的に共存するという同意が得られ、今後は独自のブランド価値をグローバル市場に提供することに専念していく」と述べている。

《森脇稔》

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