新潟の電車にデジタルサイネージ…12月からE129系に本格導入

鉄道 企業動向
2014年12月から新潟エリアで運用されているE129系。およそ2年の試験期間を経て、車内にデジタルサイネージが本格導入されることになった。
2014年12月から新潟エリアで運用されているE129系。およそ2年の試験期間を経て、車内にデジタルサイネージが本格導入されることになった。 全 2 枚 拡大写真
JR東日本新潟支社は7月25日、液晶画面にデジタルコンテンツを表示するデジタルサイネージを、12月からE129系に本格導入すると発表した。

E129系は、国鉄時代に登場した115系の置換えを図るため、2014年12月6日から運行を開始。総勢50両が、信越本線新潟~直江津間、上越線水上~宮内間、羽越本線新津~村上間、白新線、越後線、弥彦線で運用されている。

このE129系では、2015年1月から2両の車内にデジタルサイネージを設置し、デジタルコンテンツの試験放送を行なってきた。

「4G」と呼ばれるLTE通信を介して、地上システムとデーターをやりとりし、列車運行情報やニュース、天気予報、自社・他社のCMといったコンテンツを表示するもので、首都圏では、JR東日本グループの広告代理店であるジェイアール東日本企画が媒体社となり、2002年から山手線のE231系500番台に導入。「トレインチャンネル」の愛称で親しまれている。

今回は、その「トレインチャンネル」を新潟にも導入することから、媒体名を「トレインチャンネル新潟」としている。

表示装置は、三菱電機が開発した「トレインビジョンシステム」をベースにしており、製品名を「Train Viewer+ N」と命名。1両につき3画面が設置される。

“Train Viewer”は「電車内で視聴できるイメージを持ちやすいこと」、“+”は「サービス面や移動の快適性向上をイメージさせること」、“N”は「新潟生まれであること」を込めているという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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