宅配便の取扱個数が過去最高、40億個突破…ドライバー不足の原因 2016年度

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国土交通省が発表した2016年度の宅配便取扱個数は前年度比7.3%増の40億1861万個と初めて40億個を突破して過去最高となった。インターネット通販の普及などで宅配便の需要は高水準で推移している。

内訳はトラック運送が39億7780万個、航空等利用運送が4081万個だった。宅配便(トラック)取扱個数については、これまでと同様、インターネットを利用した各種通信販売サービスの需要拡大により、全体として増加となった。

物流業界ではトラックドライバー不足が深刻化しており、宅配便の急増が原因なことを裏付けたかっこうだ。ただ、大手宅配業者はドライバーの待遇改善のため、宅配便の料金を相次いで値上げしており、今後、需要への動向が注目される。

2016年10月から宅配便取扱個数に加えた日本郵便の「ゆうパケット」を除いても同4.4%増の39億0791万個だった。

便名ごとのシェアをみると、トラック運送は、上位5便で全体の99.8%を占めた。特に「宅急便」、「飛脚宅配便」、「ゆうパック」の上位3便で93.4%を占めている。

シェアトップのヤマト運輸の「宅急便」は同7.9%増の18億6756万個、2位の佐川急便の「飛脚急便」が同1.7%増の12億1821万個、3位の日本郵便の「ゆうパック」が同23.3%増の6億3242万個だった。

また、航空等利用運送については、「飛脚航空便」、「宅急便タイムサービス」、「フクツー航空便」、「スーパーペリカン便」の4便で全体の39.1%を占めている。

2016年度のメール便取扱冊数は、同0.5%増の52億8960万冊だった。メール便のシェアをみると「ゆうメール」と「クロネコDM便」の上位2便で96.5%を占めている。

《レスポンス編集部》

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