乗って守ろう根室・富良野線…富良野市で鉄道存続へ向けた「まちづくり講演会」 8月21日

鉄道 行政
落合駅で交換する根室本線の普通列車。同駅を含む東鹿越駅~新得駅間は現在も不通で、根室本線の存続問題に影を落としている。
落合駅で交換する根室本線の普通列車。同駅を含む東鹿越駅~新得駅間は現在も不通で、根室本線の存続問題に影を落としている。 全 1 枚 拡大写真

北海道富良野市は8月21日、まちづくり講演会「乗って守ろう根室本線・富良野線」を開催する。

富良野市を通る、根室本線滝川駅(滝川市)~新得駅(新得町)間、富良野線富良野駅~旭川駅(旭川市)間は、2016年11月にJR北海道が明らかにした「当社単独では維持することが困難な線区」にあげられている。

とくに、根室本線東鹿越(ひがししかごえ)駅(南富良野町)~新得駅(新得町)間では、昨年から台風被害によるバス代行輸送が続いており、JR北海道は、単独では復旧困難としている。

こうした動きを受けて、根室本線対策協議会やJR富良野線連絡会議が、沿線自治体やJR北海道と連携して、鉄道存続へ向けた利用促進策の検討を続けている。

また、根室本線沿線の滝川市・赤平市・芦別市・富良野市・南富良野町・占冠(しむかっぷ)村では、地域住民への「マイレール」意識を向上させる取組が徐々に行なわれてきており、広報誌にも多数のページを割く動きも出てきている。

今回、富良野市では、そうした取組の一環として、日本総合研究所の主席研究員・藻谷浩介氏を迎え、住民とともに「地域の鉄道の在り方を考える」講演会を、富良野文化会館2階大会議室で開催する。開催時間は18時30分から20時30分まで。

参加には事前の申込みが必要で、150人を先着順に募集している。

申込みは、富良野市企画振興課までFAXで。参加申込み書は富良野市のウェブサイトに掲載されている。締切は8月16日。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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