空調用配電盤から白い煙…8月7日に発生した函館本線の発煙トラブル

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発煙した721系の配電盤形状。上部にある「CPK」と呼ばれる部分の焦損が一番、激しかったという。
発煙した721系の配電盤形状。上部にある「CPK」と呼ばれる部分の焦損が一番、激しかったという。 全 2 枚 拡大写真

JR北海道は8月7日、同日に函館本線の普通列車で発生した発煙トラブルに関する詳細を明らかにした。

このトラブルは、札幌駅を7時に発車した滝川行き普通列車(721系電車3両編成)が、札幌市厚別区内の厚別駅~森林公園駅間を走行していた時に発覚した。

厚別駅を発車した7時11分頃、乗客2人から「3号車のデッキで煙が出ている」旨の通報を受けた車掌が、3号車・クモハ721-3015の配電盤扉からうっすらと白い煙が出ていることを確認。7時13分頃、列車は西通り踏切手前で停車した。

この配電盤は、空調設備を制御する機器類を収めたもので、冷房のコンプレッサーを動作させるスイッチや配線などがある「CPK」と呼ばれる部分が著しく焦げていたという。

煙が客室内にも浸入してきたことから、通報から7分後の7時18分頃に乗客の降車が始まり、15分後に完了。タクシー代行の措置が採られた。

消防による現地調査の結果、消火活動は行なわれていないという。

同様のトラブルは、2013年7月15日、特急『スーパーおおぞら3号』が千歳線西の里信号場構内を走行していた時にも発生している。

今回のトラブルの原因は不明で、JR北海道では今後、調査を行なうとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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