NEC、日産とのリチウムイオン電池合弁から撤退…ソリューション事業にシフト

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日産リーフのバッテリーモジュール(日産・NECの合弁会社オートモーティブエナジーサプライ製)
日産リーフのバッテリーモジュール(日産・NECの合弁会社オートモーティブエナジーサプライ製) 全 1 枚 拡大写真

NECは、子会社のNECエナジーデバイスとともに保有するオートモーティブエナジーサプライ(AESC)の全株式を日産自動車に譲渡する契約を結んだと発表した。

日産は、保有するバッテリー事業とバッテリー生産工場を、中国系ファンドであるGSRキャピタルに売却する契約を締結しており、NECとNECエナジーデバイスが日産に売却するAESC株式も中国系ファンドに今年12月末に譲渡する予定。

AESCは2007年4月にリチウムイオン電池を開発・製造するため、日産と共同出資で設立した。NECの出資比率は42%、NECエナジーデバイスが7%。日産の電気自動車『リーフ』向けリチウムイオン電池を供給している。

NECは社会ソリューション事業に注力しており、スマートエネルギー分野では、電力系統網の安定化や企業のエネルギー利用の効率化などを支える蓄電システムの構築・運用・保守を行うサービス事業へのシフトを進めている。こうした方針を踏まえ総合的に検討した結果、AESCを売却することにしたとしている。

NECは株式売却を実施した場合、今期の連結決算で約100億円の営業外利益を計上する見通し。

《レスポンス編集部》

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