【新聞ウォッチ】ホンダ、往年の人気モデル『ビート』の部品供給を開始

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ホンダ・ビート(1991年)
ホンダ・ビート(1991年) 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年8月10日付

●JDI3700人削減、再建策発表、有機EL巻き返し狙う(読売・2面)

●「名車」長く愛して、生産終了モデル、大手が部品供給や修理(読売・9面)

●北リスク警戒円高109円、株一時330円安、投資家心理悪化(読売・9面)

●タカタ製が異常破裂、日産発表(朝日・29面)

●タカタ訴訟日産も和解、補償額107億円(毎日・4面)

●ガソリン価格2週ぶり上昇(毎日・4面)

●東芝きょう決算公表、監査法人「限定付き適正」4~6月も(産経・10面)

●三菱重、リニア車両撤退、業績不振で事業を選別(日経・1面)

●EV大転換、もっと増産できないか、「日の丸素材」試される優位(日経・1面)

●東南アジアに「ものづくりの鎖」トヨタ、域内生産110万台(日経・11面)

●国内線運賃1割下落、LCC就航から5年、大手とすみ分け一服感(日経・13面)

●燃料電池車の導入、セブン・トヨタ合意、店舗への配送に活用(日経・13面)

●ブリヂストン、9%増益、今期最終2890億円大型タイヤ好調、国内外の値上げ浸透(日経・19面)

ひとくちコメント

日産自動車やパナソニックなどは、きょう(8月10日)から8月20日まで、土日祝日を含めて11連休。SUBARUなども明日(8月11日)から10連休というロングバケーションに入る大手企業も多い。

だが、国内外の工場を閉鎖し、約3700人の従業員を削減するなどの新たな経営再建策を発表した液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)。さらに、「限定付き適正」という監査法人からの意見でひとまず上場廃止は回避されるものの再建のめどが立たない東芝などは、虚しい夏休みを迎えることになりそうだ。

一方で、夏季休暇の期間には先祖の霊が帰ってくるというお盆を迎えるが、そんな盆供養にあやかったわけでもないだろうが、ホンダが、1991~96年に発売して話題を集めた人気モデルの軽自動車のオープンカー『ビート』を純正の部品で修理するサービスを開始するという。

同社が発表したもので、きょうの読売や産経などが報じている。このうち、読売は「『名車』長く愛して」とのタイトルで、ビートばかりではなく、「自動車大手がすでに生産を終えた名車の『再生』支援に力を入れている」として、マツダの『ロードスター』や日産自動車の『スカイラインGT-R』。さらに、70代、80年代ごろのボルボなども修理を受け付けると伝えている。

産経も同様に「往年の人気スポーツカー、入手困難な部品復刻販売します」とのタイトルで、「長年乗り続けるファンのニーズに応える」と取り上げている。

きょうの読売の見出しをみて、シニア世代は「すこし愛して、なが~く愛して」という、往年のウイスキーのテレビCMを思い出した人も少なくないだろう。

東京五輪開催の3年後、完全自動運転実用化の10年後、さらに「電動化」の20年後と、未来志向の話題が目立つ昨今だが、先祖の霊と一緒に過ごすお盆休みだからこそ、原点を振り返ることも大切にしたいものだ。

《福田俊之》

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