横浜ゴム、国内市販用タイヤ値上げや円安効果で増収増益 中間決算

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横浜ゴムは8月10日、2017年1~6月期(第2四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高3108億円(前年同期比+15.9%)、営業利益184億円(+16.8%)、経常利益は190億円(+53.5%)、純利益は114億円(+38.7%)だった。

主力のタイヤで国内、海外ともに販売が好調だったことに加え、マルチプル・ビジネスもホース配管や自動車用接着剤の販売が伸びた。2016年7月に買収を完了したアライアンスタイヤグループはほぼ想定通りとなった。4月から実施した国内市販用タイヤの値上げや為替が円安で推移したことも利益を押し上げた。

タイヤ事業は、売上高2215億円(+6.4%)、営業利益131億円(+8.9%)。新車用は販売が堅調で、特に中国が引き続き好調に推移し北米、ロシアも伸びた。市販用は国内では値上げ前の駆け込み需要もあり、グローバルフラッグシップブランド「アドバン」や低燃費タイヤブランド「ブルーアース」など高付加価値商品を中心に販売が好調で販売量、売上高ともに前年同期を上回った。海外もロシアで需要が回復したほか、北米、欧州を中心に好調に推移した。

通期業績見通しは、営業利益と経常利益を2月公表値から上方修正。第2四半期累計連結業績が当初想定を上回ったことに加え、為替が円安に推移していることや原材料価格も想定を下回って推移していることから営業利益500億円(前回予想比5.3%増)、経常利益480億円(同10.3%増)を見込む。売上高と純利益は2月公表値を据え置き、売上高6600億円、当期純利益300億円を計画している。

《纐纈敏也@DAYS》

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