初代マツダ RX-7、希少なグループBラリーカーがオークションに…生産台数7台

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
1985年式マツダ RX-7 Evo グループB ワークス
1985年式マツダ RX-7 Evo グループB ワークス 全 9 枚 拡大写真

自動車オークション大手のRMサザビーズが9月6日、英国ロンドンで開催するオークションに、マツダの希少なラリーカーを出品する。

このラリーカーは、マツダの初代『RX-7』(『サバンナRX-7』)をベースに開発されたマツダ『RX-7 Evo グループBワークス』。「グループB」とは、当時のモータースポーツのカテゴリーで、市販車として公認された車両をベースに、大幅な改造を施したマシンで参戦可能。グループB車両による WRC(世界ラリー選手権)は、1982~1986年に開催された。

WRCドライバーのアキム・バルンボルト選手が率いるマツダ・ラリー・チーム・ヨーロッパは、初代RX-7をベースに、グループBラリーカー20台を製作する計画だった。しかし、1986年シーズンをもって、安全上の理由によりグループBカーによるWRCは突然中止。結果的に7台が製造されたに過ぎなかった。

オークションに出品されるのは、シャシーナンバーが「MRTE 019」で、1985年に製作された1台。このRX-7は、今まで一度もラリーで使用されたことがなく、グループBの終了後、ベルギーのマツダ・ラリー・チーム・ヨーロッパで保管されていた。

1990年代初頭、スイスのマツダのインポーターに譲渡され、その後、現在の所有者の元へ。RMサザビーズによると、シャシーナンバーMRTE 019は、RX-7のグループBラリーカーとしては唯一、オリジナル状態を保っている車両であり、おそらく、現存するグループBラリーカーで唯一の未走行車になるという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  4. 山陽道・福山SAにガシャポン専門店、中国地方初 7月18日オープン
  5. 「効き」の違いが分かる!プロが教えるLSDベストセッティング入門~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る