【カーオーディオ “取り付け”至上主義】トゥイーター・セッティング その6

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
トゥイーターのミラー裏への取り付け例。製作ショップ:カーオーディオクラブ。
トゥイーターのミラー裏への取り付け例。製作ショップ:カーオーディオクラブ。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオで良い音を得られるかどうかは、取り付けにかかっていると言っていい。最後はチューニングで整えるのだが、それもこれも取り付けが上手くできていることが条件となる。そんな奥深きユニットセッティングにおいての基礎知識を、1つ1つ掘り下げている。

現在は、トゥイーターの取り付け場所について考察している。今週は、これを「ミラー裏」に装着するときのメリットや難しさについて考えていく。

まずはメリットについて検証していこう。「ミラー裏」にトゥイーターを取り付ける1つ目のメリットは、工賃が比較的に抑え目ですむことだ。加工範囲が限定的であるので、手間も少な目ですむ場合が多いのだ。もちろん、取り付けるトゥイーターのタイプや車両側の状況によっては、難易度が高くなることも有り得る。また、ルックスにこだわれば手数も増えていくわけで、一概には言えない部分も多々あるが、一般的には「Aピラー」に取り付けることに比べると、イージーである傾向は強い。

音的には、サウンドステージを広く表現しやすいことがメリットだ。特に運転席側においてはトゥイーターは、どこに取り付けたとしても、真正面気味なポジショニングとなりがちなのだが、その点「ミラー裏」ならば比較的に、リスナーから見て“外側”に収まる。結果、音場が広々と感じられやすい、というわけなのだ。

しかしながら、リスナーに近いので、近い側のトゥイーターの音量が大きくなり、左右のバランスは取りにくくなる。そして、窓ガラスが近く、反射の影響も受けやすい。

なお、カーオーディオプロショップではこれらについては、取り付け角度を吟味することと、サウンドチューニング機能を使いこなすことで対処する。それぞれについてシビアな検討・調整が求められるが、それらが上手く決まれば、メリットだけが活きてくる。

さて、今週はここまでとさせていただく。次週以降も、カーオーディオの取り付けに関するあれこれを、1つ1つ検証していく。

【カーオーディオ “取り付け”至上主義!】第2章 トゥイーター・セッティング その6

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. フォルクスワーゲン『ゴルフ』改良新型はよりシャープな表情に[詳細画像]
  2. “しなる”ホイールも装着! マイチェン『ヴェゼル』に新設定のホンダアクセス流「スポーツスタイル」[詳細画像]
  3. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  4. 話題のマツダ『EZ-6』、詳細スペックを公開! 後輪駆動でBEVは600kmの航続距離に
  5. メルセデスベンツ『Gクラス』改良新型---見間違えのようのないデザイン[詳細写真]
  6. 洗練&堅牢、モデリスタがトヨタ ランドクルーザー250 をカスタム[詳細画像]
  7. 「日本車キラー」に強力な追加モデル、PHEVのロング仕様で盤石の構え…北京モーターショー2024
  8. 「プリウス顔」が前にも後ろにも!? トヨタ新モデル『bZ3C』、Z世代へアピールなるか…北京モーターショー2024
  9. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  10. 【BMW 5シリーズ 新型試乗】シャシー、運動性能、価格。「523i」は最高のバランスを持つ1台…中村孝仁
ランキングをもっと見る