イード、iid 5G Mobility を開始---第5次モビリティ革命を支援

自動車 テクノロジー ITS
iid 5G Mobility
iid 5G Mobility 全 3 枚 拡大写真

イードは8月17日、第5次モビリティ革命を支援する、自動車特化型アクセラレーター「iid 5G Mobility」を開始すると発表した。

世界の自動車市場では、内燃機関からEVへのシフトと同時に、自動運転、コネクテッド、シェアリング、電動化など、自動車とユーザーの関係が大きく変わる、第5次モビリティ革命が進行している。

日本では2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、自動運転技術や次世代通信規格5Gの実用化がスタート。自動運転技術では2020年に一般道路、高速道路での準自動運転が実現、限定地域での完全自動運転も実証実験が進められる予定だ。これにより自動車を活用した移動サービスが低コストで実現することになり、多くのビジネスが生まれると想定される。また、2020年には次世代通信規格5Gの整備が始まる。5Gによって通信速度は現行の20倍、レイテンシー(通信遅延)は50倍に改善。モバイルでも大容量の通信が可能となり、さまざまなサービスが多数立ち上がると予想されている。

今回設立するiid 5G Mobilityでは、第5次モビリティ革命を支援するアクセラレーターとして、この領域で新たに立ち上がるベンチャー企業や、新たな取り組みをスタートする企業に対して、事業開発支援、マーケティング支援、商品・サービス開発支援、資金調達支援などを行っていく。具体的には、自動車業界や通信業界での長い経験や幅広いネットワークを活かしたコンサルティングや、自動車メーカー、部品メーカー、通信キャリアなどの提携先の紹介、実証実験のセットアップ支援のほか、自動車情報サイト「レスポンス」や燃費管理サービス「e燃費」を活用したマーケティング支援などを想定。リサーチ事業における自動車や関連サービスにおけるUI、UXの知見を活かしたサービスの開発支援や同社からの出資についても検討していく。

なおイードでは、「5Gとモビリティ革命」をテーマとしたセミナーを9月20日、アイビーホール青学会館にて開催。トヨタ自動車や日産自動車、NTTドコモなど、自動運転技術や次世代通信規格5Gにおいて先行する各社の担当者を招き、これらの技術の進展や産業への応用について講演を行う。参加費は4万3200円で、9月15日までWEBサイトより申し込みを受け付けている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
  5. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る