【スズキ GSX-R1000R 試乗】「1000ccスーパースポーツは必要か」自信を持ってイエス!…青木タカオ

モーターサイクル 新型車
スズキ GSX-R1000R
スズキ GSX-R1000R 全 80 枚 拡大写真

エンジン、シャシー、すべてを大刷新したスズキの新型『GSX-R1000R』を袖ヶ浦サーキット(千葉県袖ケ浦市)にて試乗した。

【画像全80枚】

リッター・スーパースポーツといえば、公道仕様であっても多少なりに手こずって、思う存分に振り回すといった感覚はまず得られないのがこれまでの正直な印象。

しかしどうだ! このニューGSX-Rは扱いやすく、ロードレース未経験者の筆者でもアクセルを積極的に開けていけ、バイクをグイグイ寝かしていける。

今回はサーキットでの試乗だったが、ストレートでアクセルを大きく開けつつ、公道では決して味わえない異次元のハイスピードを堪能し、コーナーの手前ではハードブレーキングで車体を急減速させ、コーナーではヒザを擦って車体を深く寝かし込むといった、まるでレーシングライダーのようなライディングを心底楽しめた。

こうしたスポーツ走行は自分も含め、一般ライダーではかなりハードルの高い話し(もちろんサーキットでしかやってはならない)だが、ニューGSX-Rは当たり前のようにこれをこなしてくれる。

もちろんラップタイムはともに走ったレーシングライダー(たとえば元MotoGPライダー青木宣篤氏)らの足もとにも及ばず、走りは次元が異なるのは言うまでもないが、「リッター・スーパースポーツを自分が確かに操っている」という感覚に酔いしれることができてしまったのは自分でも驚くばかり。

まさに「走る・曲がる・止まる」が自由自在といった印象で、「1000ccもあるスーパースポーツは果たして必要なのか?」という、たまに耳にするライダーからの問いかけに自信を持って「イエス!」と答えられる。

エキスパートライダーはもちろんのこと、休日にサーキット走行を楽しむスポーツ派ライダーや、これからサーキットデビューしようという人にもうってつけの1台。気がつけば、夢中になってサーキットを攻略しようとしている自分がいて、すべてはGSX-Rのおかげ。

リッター・スーパースポーツを操っている自分がとても嬉しく、もっとサーキットを走りたいという意欲が湧き出してくる。心の底からサーキットが、スポーツライディングが楽しいと感じさせてくれる、新型『GSX-R1000R』はそんなバイクだ!

■5つ星評価
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
コンフォート:★★★
足着き:★★★
オススメ度:★★★★★

青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説する。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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