【BMW R1200GS スタイルラリー 試乗】湧き出る冒険心が抑えられない…青木タカオ

モーターサイクル 新型車
BMW R1200GS Style Rally
BMW R1200GS Style Rally 全 36 枚 拡大写真

高速道路を使って長距離もひとっ飛び。積載力や快適性も高いうえ、バイクならではの機動性を活かして、道を選ばず目的地まで一気に駆け抜ける。

【画像全36枚】

昨今、熟練ライダーたちに人気の“アドベンチャー”だが、そのセグメントを長きに渡って牽引し続けるのが、BMWのGSシリーズだ。

そのフラッグシップモデル『R1200GS』の2017年式は、アッパー・フロントホイールカバーのデザインを新しくするなどしたほか、排ガス規制値を最新のEURO4に対応するなど小変更があったが、それだけではなかった。ディーラーでは『R1200GS スタイルラリー』というバージョンが選べるようになっている。

そのネーミングが示す通りラリーマシンを強く意識した仕様で、『R1200GS』(標準仕様ではキャストホイール)でありながら『R1200GSアドベンチャー』のようなクロススポーク仕様のホイールとし、ステレンレススチール製のラジエーターカウルやラジエーター保護グリルが備わっている。

外装はルパンブルー・メタリックという目を惹く塗装が施され、フレームはコルドバ・ブルーのペイント。コンペティション志向であることが見た目から伝わってくる仕上がりだ。

その巨体は相変わらずの堂々たるもので、不慣れな人や小柄な人は気後れしがちだろう。しかし走り出してしまえば、慎重に取り回しせねばならないという精神的重圧から一気に解放され、走りは軽やか。

スネのすぐ前でピストンが往復するフラットツインエンジンは、低回転域からタップリとしたトルクを発揮し、シフトを上げ、アクセルをさらに開けて中高回転域に引っ張れば、あっという間にハイスピードレンジに。スピードをどんどん上げても落ち着き払って高速巡航を続けてくれる。

これほどにコンフォート性に優れるツーリングマシンはなかなかあるものではなく、「どこまでも遠くへ」という冒険心が自然に湧き出してくるから、試乗は結局のところ物足りないものとなってしまう。

これはBMWのGSシリーズに乗るたびに思うことで、「このまま高速道路を500~600キロ走って、インターを下りたらダートもルートに少し加えよう」などと、楽しい楽しい妄想がもうとまらないのである。

■5つ星評価
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★
コンフォート:★★★★★
足着き:★★
オススメ度:★★★★

青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. バッテリーレスで即使用可能、マイナス40度対応の「高安全性ジャンプスターター」が登場
  2. 既販スバル車で性能向上、ハードウェアアップデート3商品の予約開始…対象は『レヴォーグ』など
  3. 軽トラにも肘置きと収納を、スズキ『キャリイ』系列専用LEDコンソールボックスが登場
  4. 【マツダ CX-60 新型試乗】乗り心地、フラット感は進化。3年目の通信簿としては…中村孝仁
  5. 日産『リーフ』の受注が5000台で快調、廉価グレード「B5」と補助金129万円で「フルスイングで勝負」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る