島根県の北松江線と大社線を運営する一畑電車は11月12日、デハニ50形体験運転競技大会を開催する。
デハニ50形は、1928年にクハ3形として誕生した古参の電車で、2009年3月には営業運行から外れたものの、現在は、デハニ53が毎週金~日曜に雲州平田駅構内で開催される体験運転に使われている。
今回は、体験運転の参加者を対象に、その腕を競う大会が開かれることになり、雲州平田駅構内の120m区間で停車位置や所要時間、衝動、ブレーキの繰返しを測定し、点数化することで順位を決める。
当日は10時から1往復ずつ試運転を行ない、13時から計測会を開催。往路は試運転で、復路で計測を行なう。優勝者には裏面に「第1回デハニ体験運転競技大会優勝」の刻印が入った記念鉄道時計などが授与される。
9月1日から9月10日まで20人を募集し、参加費用は8000円。応募多数の場合は抽選となる。小学生は要保護者同伴。同伴料は人数に関係なく3000円。申込みは一畑電車のウェブサイトで受け付ける。
なお、デハニ50形の体験運転は、11月から2日間コースが廃止となり、16時から18時まで開催される夕方コースが新設される。これに伴い、1日コースの開始時間が10時から11時に変更となる。
また、毎月最終金曜日のプレミアムフライデーに2人以上で体験運転を申し込むと参加費が割引となる「プレミアムフライデープラン」は、1日コースと夕方コースが対象となる。