【光岡 ヒミコ 乱】戦国武将をイメージ、内外装に金あしらう…4台限定販売

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光岡自動車 ヒミコ 乱
光岡自動車 ヒミコ 乱 全 14 枚 拡大写真

光岡自動車はオープンカー『ヒミコ』をベースにした特別仕様車『ヒミコ 乱』を9月第1および第2週の土日の4日間、三越日本橋本店(東京)で展示販売すると発表した。

三越日本橋本店は、ゲーム音楽専門のオーケストラコンサートを制作するプロジェクトであるゲームシンフォニージャパン(GSJ)と共同で、「GSJ PREMIUM WEEK ~Vol.2~」を開催する。乱は、このイベントの一環として作製された特別仕様車で、4台の限定で販売される。価格は638万円。

開発責任者を務める光岡自動車の青木孝憲氏は、9月1日に三越日本橋本店で開いた発表会で、「ネーミングに『乱』という文字を持ってきた。これは戦国時代の武将たちの美に対する様々な考え方や様式の表し方を、乱という字に込めた」と述べた。

具体的には「内外装ともに赤と黒で非常にコントラストが付いたデザインとし、塗装の表面には金色のフレークを散りばめている。また織田信長が愛用した『片身替』という着物をモチーフにした赤と黒が交互になったシートを採用している」と解説した。

塗装の表面に金色のフレークを塗布した技巧は花吹雪と名付けられ、青木氏によると「漆のような表現をするために、最初に黒のベースを塗った上で、金色のフレークを、直接吹き付けるのではなく降り注ぐように塗布して、クリアを入れる。だが、そのままではフレークの凹凸が出てしまうので、クリアを一度研いで、さらにもう一回クリアを入れて、金フレークをクリアでサンドする形にしている」という。このため通常の塗装に比べて「3~3.5倍の手間がかかっている」とのことだ。

乱は、このほかにも金沢の純金箔を散りばめたインパネや七宝焼きのグリルバッチ、甲冑の一部を連想させるアルミホイールなどの専用装備が施されている。またボディーカラーは赤/黒のコンビネーションに加えて、藍鼠(あいねず)グレーと赤のコンビも用意されている。

光岡自動車は2014年4月にも、日本橋三越本店と共同で企画した三越オリジナル限定車として、『ビュート・ミヤビ』を制作したことがあり、ヒミコ 乱はそれに次ぐ限定車となる。
戦国時代の美意識を掻き立たせ、現代社会という乱世を生きる侍たちに贈る至高の…

《小松哲也》

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