BEWITHから完全新設計の高音質スピーカー『Reference AM』登場、デモカーで緊急チェック

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ビーウィズ『Reference AM』シリーズ
ビーウィズ『Reference AM』シリーズ 全 9 枚 拡大写真

国産ハイエンドカーオーディオブランド「BEWITH」から、完全なる新設計スピーカーが登場する。その名は『Reference AM』シリーズ。その新しさのポイント、利点、そしてデモカーのサウンドインプレッションまでを、じっくりとご紹介していく。

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■新しいアプローチで“高忠実再生”の実現を目指す。

最初に製品の特長を整理してお伝えしていく。既存の製品のモデルチェンジではなく、まったくの新機軸製品であるこの『Reference AM』シリーズの、新しさのポイントから説明していこう。

ポイントは主に2つある。1点目は、振動板素材。すべてのユニットに新開発の「AM(アルミ・マグネシウム)ダイヤフラム」が採用されている。当素材は、マグネシウム特有の軽さと適度な内部損失、そしてアルミニウム特有の音質チューニングの自由度と優れた耐候性を併せ持っている。これを用いて、全帯域における音色やレスポンスの統一を徹底させ、「BEWITH」が創業以来の開発テーマとしてきた高忠実再生(「全帯域での音色統一」「指向性制御」「フラット&スムーズな周波数特性」)を、高度に実現することが目指されている。

2点目は、口径体系。ウーファーが「BEWITH」としては初となる16.5cm口径となり、8.8cmのミッドレンジも初めてラインナップに加わった。そしてトゥイーターが2.5cmのドームタイプとなっている。全モデルが新設計・新金型品だ。

これらは、最新車種の純正スピーカーサイズを意識したものである。特に、8.8cmミッドレンジの存在がキモだ。最新のスポーツカーやプレミアムカーでは、7~10cmクラスの中音用スピーカーが採用されているケースが多く、当ミッドレンジは、それらとのスムーズな換装が可能だ。

つまり、汎用性の高い仕様となっている、というわけだ。本格的なカスタムインストレーションはもちろん、純正スピーカーとの容易な交換装着も可能なスピーカーシリーズとなっているのだ。

■取り付け性の高さを徹底追求。そして、リーズナブル。

さらには以下のような特長も併せ持つ。まず注目したいのは、取り付け性の高さ。各ユニットは汎用性の高い口径体系とするとともに、インストール性を高める工夫が盛り込まれている。

トゥイーターには脱着式アングルアタッチメントが付属されているのでさまざまな装着条件に対応でき、本体周囲のリング部が取り外せるのでドアミラー裏などの純正トゥイーター位置へのセットもしやすい。16.5cmウーファーでは外磁型ネオジウムマグネットが採用され、磁気回路の小型化を実現した。取り付け奥行き寸法自体は69mmとスタンダードなサイズながら、実際のインストール性はなかなかに高そうだ。

ネットワークもしかり。各ユニットごとに、さらにはシステムタイプごとに最適にチューニングされた専用品が用意されて、それぞれができる限りのコンパクト設計となっている。

また、新たな口径体系により、選択肢が広がるというメリットももたらされている。2ウェイと3ウェイを選択できることに加えて、ミッドレンジ+トゥイーターというチョイスも可能で、さらにはミッドレンジのみをセンタースピーカーとしても活用できる。フレキシビリティの高さも、『Reference AM』シリーズのストロングポイントの1つとなっている。

そしてもちろん、「価格がリーズナブルである」ことも大きな利点だ。16.5cmセパレート3ウェイシステム「Reference AM Trio」 が14万8000円(税抜/セット)、そして16.5cmセパレート2ウェイシステム「Reference AM Duo165」にいたっては、大台を割り込む9万9000円(税抜/セット)。各ユニットを単品でも購入できるので、ネットワークが必要ない場合には、さらに手軽な価格で入手可能だ。

■振動板素材と“偏心コーン”以外はほぼすべて、『Confidence lll』と同様の技術を注入。

ここまでのリーズナブルな価格設定が実現できた最大の理由は、「BEWITH」独自のP.P.C. (Polar Pattern Control)スピーカー技術の中のキーポイントの1つである“偏心コーン方式”の採用が見合わせられたから、であるようだ。当技術は、設計、および製造技術が高度であり、それを製品に落とし込もうとするとき相応に大きなコストがかかる。従って、それを採用するのは上級機のみとし、スタンダードグレードの製品においてはそれを搭載せず、低コスト化が図られた、という次第なのだ。

もちろんP.P.C.スピーカー技術は、今後も同社のフラッグシップスピーカーに搭載され続ける。

その一方で『Reference AM』シリーズには、フラッグシップスピーカー、『Confidence lll』に投入されている高度な技術がふんだんに注入されている。振動板素材が異なり、“偏心コーン方式”が未採用なこと以外はほぼすべて、とのことだ。例えば、フレームは継ぎ目のない一体成形されたフルバスケットタイプを採用。これにより高い剛性が確保され、スピーカー振動板から発生される力の効率的な分散・吸収を行うとともに、成形精度が上がるので、強力な外磁型磁気回路等々の精密性も上げられている。また、ロールエッジやダンパーにも『Confidence lll』に採用されている技術が使われている。にも関わらずこの価格で収まっているというのは驚異的と言っていいだろう。

■インストールスタイルは“ストック”。デッドニングも最少で、プロセッサーも未使用。しかし…。

さて、その実力はどうだったのかというと…。

デモカー「ポルシェ 911 カレラ4S(type991)」の運転席に乗り込み、出音をじっくりとチェックした。

デモカーに搭載されているスピーカーは、16.5cmセパレート3ウェイシステム「Reference AM Trio」だ。インストールスタイルは、純正のルックスを損なわないストックスタイルが取られ、各スピーカーユニットは純正位置にスマートに収められている。また、デッドニングは重量増を嫌い、最小にとどめられているとのことで、メインユニットも純正のまま(プロセッサーは未使用)だ。つまり、スピーカーの換装が“トレードイン方式”で行われているだけという、至ってシンプルな状況であったのだが…。

しかしながらそのサウンドは、ハイエンドカーオーディオシステムのそれに迫る、ハイレベルなものだった。S/N感が高く高解像度。情報量も豊富で、各ユニットの基本スペックが高いことを、ひしひしと感じ取ることができた。

さらには、レスポンスの速さにも唸らされた。各機の磁気回路が強力だからだろう。音の立ち上がりが素早く、音符の細かい高速フレーズも1音1音がくっきりと描かれていた。リズムのノリも実に軽快だ。

サブウーファーレスだが、16.5cmのウーファーによりローエンドまでしっかりと再生できているので、低音の再現性も良好だ。密度感が高くタイトで、かつ重厚だ。

「BEWITH」らしい、緻密で繊細な、そして生き生きとした鮮度の高いサウンドを、十二分に堪能できた。コストパフォーマンスも図抜けて優秀だ。

価格的にもインストール性的にも手軽で汎用性が高い当機の登場により、より多くのユーザーに高品位な「BEWITH」サウンドが行き届くことになりそうだ。ミドルグレードスピーカー市場にアンテナを張っていた方は、当機にもぜひぜひご注目を。発売開始予定日は10月5日だ。気になる方は、お早めに販売店まで問い合わせを。

「BEWITH」から完全新設計の高音質スピーカー『Reference AM』シリーズが登場! 搭載デモカーのサウンドを緊急チェック!

《太田祥三》

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