日本車初期品質、ブランド別でダイハツがトップ…JDパワー

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ダイハツ・ムーヴキャンバス 〈撮影 高木啓〉 
ダイハツ・ムーヴキャンバス 〈撮影 高木啓〉  全 2 枚 拡大写真
J.D.パワーアジア・パシフィックは、2017年日本自動車初期品質調査の結果を発表。ダイハツがブランド別ランキングでトップとなった。

調査は新車購入後2~9か月経過したユーザーを対象に233の項目にわたってユーザーの不具合経験を聴取した。調査項目は外装、走行性能、装備品/コントロール/ディスプレイ、オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション、シート、空調、内装、エンジン/トランスミッションの8カテゴリー。すべての不具合項目は車100台当たりの不具合指摘件数(PP100)として集計され、数値が低いほど品質が高いことを示す。調査対象車両は全16ブランド、108モデルで有効サンプル数が100サンプル以上のモデルを対象とした。

調査結果によると、2017年の総合不具合指摘件数は76PP100。2016年は75PP100、2015年は80PP100で、昨年と同水準の結果となった。エンジン/トランスミッション分野とオーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション分野での改善が進んだ一方で、内装分野や装備品/コントロール/ディスプレイ分野を中心に6分野のスコアが悪化している。

セグメント別でスコアを見ると、軽自動車セグメントとラージセグメント以外のセグメントで前年からスコアが悪化。特にミニバンセグメントの総合不具合指摘件数は76PP100となり、前年の69PP100から7ポイント悪化した。また、車線逸脱警告システム(レーンキープアシスト)や衝突回避/警告システムなど安全装備の普及とともに、それらに対する不具合指摘も増えている。

ブランド別では、ダイハツが67PP100で1位。2位はホンダ(71PP100)、3位はトヨタ(73PP100)となっている。

車両セグメント別モデルランキングは、軽自動車がダイハツ『ムーヴキャンバス』とホンダ『N-WGN』が同率で1位、ダイハツ『キャスト』とスズキ『スペーシア』が同率で3位となった。コンパクトはトヨタ車が上位を独占。『パッソ』が1位、『ルーミー』が2位、『ヴィッツ』が3位となった。ミッドサイズはスバル『XV』が1位、『インプレッサ』が2位、トヨタ『カローラ』が3位。ミニバンはホンダ『フリード』が1位、トヨタ『シエンタ』が2位、ヴォクシー』が3位となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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