【改善対策】スズキ アドレス110 の2万6000台、走行不能となるおそれ

自動車 テクノロジー 安全
スズキ・アドレス110
スズキ・アドレス110 全 3 枚 拡大写真
スズキは9月5日、原付二種スクーター『アドレス110』のベルト駆動用プーリおよびイグニッションスイッチに不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。対象となるのは2015年2月24日~2017年6月23日に製作された2万5965台。

ベルト駆動用プーリについては、固定ナットの締付方法とトルク設定が不適切なため、走行中にナットが緩み、異音が発生する場合がある。そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、駆動力を伝えることができず走行不能に至るおそれがある。不具合は22件発生、事故は起きていない。

改善措置として、全車両、プーリ固定ナットを対策品に交換するとともに、ナットのネジおよび座面にエンジンオイルを塗布した上で、規定トルクを変更して締付ける。また、ベルト駆動用プーリのプレートを新品に交換する。

イグニッションスイッチについては、接点板の製造工程が不適切なため、通電時の温度上昇により、はんだフラックスが軟化して接点表面に広がることがある。そのため、そのまま使用を続けるとイグニッションスイッチが接触不良となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。不具合は69件発生、事故は起きていない。

改善措置として、全車両、イグニッションスイッチを対策品に交換する。

いずれも市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

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