ヤマハ発動機は、RV事業の主力製品であるROV(レクリエーショナル・オフ・ハイウェイ・ビークル)の新製品として新開発2気筒エンジンを搭載したモデル『ウルヴァリンX4』を、9月から北米市場などで販売する。
ウルヴァリンX4は、前後2列シートの4人乗りモデル。高い静粛性、スムーズで振動の少ないフィーリングによる快適性、4人乗車でのオフロード走行に適したパワーを持つ新開発847cc2気筒エンジンなどが特徴。スリムでコンパクトな車体とし、後席座面を跳ね上げてシートバックを前席方向へスライドすることで、荷物スペースが拡大できる。
ROVは一般公道を走行できない。
米国のグループ会社のヤマハ・モーター・マニュファクチャリング・コーポレーション・オブ・アメリカが生産する。発売から1年間の販売計画は北米で5000台。価格は1万5999ドルから。
ウルヴァリンX4は、2015年に導入した2人乗りの「ウルヴァリン」に続くレクリエーショナルモデル。ヤマハ発動機では、2013年に導入した『ヴァイキング』以来6機種目のROVとなる。