【フランクフルトモーターショー2017】メルセデス Sクラス、PHVにも改良新型…EVモード1.5倍

自動車 ニューモデル モーターショー
メルセデスベンツSクラス改良新型の S560e
メルセデスベンツSクラス改良新型の S560e 全 12 枚 拡大写真

メルセデスベンツは9月12日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー2017において、『Sクラス』の新たなプラグインハイブリッド車(PHV)グレード、「S560e」を初公開した。

同車は、従来の「S500e」(日本では「S550プラグインハイブリッドロング」)の後継グレード。Sクラスは、すでに改良新型モデルが発表されている。、PHVモデルも今回の改良新型発表を機に、PHVシステムの見直しが図られ、グレード名が変更された。

S500e(発表当時は「S500プラグインハイブリッド」)は2013年9月、フランクフルトモーターショー2013で初公開。PHVシステムは、新開発の3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンを基本にしたもの。これにモーターを組み合わせる。

改良新型となるS560eでは、3.0リットルV6ツインターボエンジンが、最大出力を333hpから367hpへ34hp向上。モーターの最大出力も115hpから122hpへ、7hp引き上げた。トランスミッションは7速から、9速の「9Gトロニックプラス」に進化。強化されたPHVシステムは、0~100km/h加速が5.0秒と、従来の5.2秒から0.2秒短縮。最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを生み出す。

二次電池は、リチウムイオンバッテリーで、蓄電容量を13.5kWhに拡大。EVモードの航続は、33kmから50kmへ、1.5倍に引き上げた。その効果もあって、欧州複合モード燃費は47.6km/リットルと、従来の35.7km/リットルから1.3倍の燃費向上を実現している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る