【カーオーディオ製品選びの傾向と対策】スピーカー編…ハイエンド・スピーカー

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
ハイエンドスピーカーの一例。ダイヤトーン・DS-SA1000。
ハイエンドスピーカーの一例。ダイヤトーン・DS-SA1000。 全 1 枚 拡大写真

カーオーディオを趣味とするとき、製品選びも楽しむべきポイントの1つとなる。そこのところをさらに楽しみ尽くしていただこうと、製品選びの“傾向と対策”をご紹介している。まずは、「スピーカー」について考察してきた。

今週はその最終回として、“ハイエンド・スピーカー”をテーマにお贈りする。

さて、どのくらいの価格の製品を“ハイエンド・スピーカー”と言うのだろうか。明確な線引きはないのだが、ここでは、20万円を超える製品を“ハイエンド”と呼ぼうと思う。

ただし、そこから先は相当に幅広い。

国産スピーカーで20万円を超える主な2ウェイコンポーネントスピーカーというと、まずはカロッツェリアの『TS-Z1000RS』(税抜価格:28万円)が思い付く。その上となるとビーウィズの『コンフィデンス・シリーズ』があり(3機種)、最上位機種の『コンフィデンスlll』では税抜価格が52万円。そしてダイヤトーンの『DS-SA1000』では、その税抜価格は67万円。ここまで大きな価格差となっている。

このクラスともなると、価格差による優劣を量ることは難しく、それぞれが確固たる価値を持っていて、それぞれが独自の世界観を見せてくれる。

なお、このクラスのスピーカーをチョイスするならば、取り付けにもとことん手間をかけたい。ドアに取り付けるスピーカーについては、ドア内部に十分な“デッドニング”を施し、その上で“アウターバッフル”(スピーカーの取り付け面を内張りパネル面まで立ち上げる取り付け方)化したいところだ。ビーウィズのスピーカーについては、エンクロージャーをドアの内部に埋め込むスタイルで取り付けたい。トゥイーターについても各社製品とも、ベストと思われる場所に、ベストな角度で装着したい。

また、海外製品に目を向けると、“ハイエンド・スピーカー”はなかなかにバラエティに富んでいる。各ブランドからさまざまな製品がリリースされていて、しかも価格差はさらに大きくなる。

“ハイエンド・スピーカー”ともなると、何度も買い替えるのは大変だ。であるので、製品選びはじっくりと時間をかけて行いたい。気になる製品があれば試聴の機会をなんとしてでも見つけて、その上で、運命的な出会いとなる製品を探したい。

さて、スピーカーの解説は今回で一旦終了とさせていただく。次週からは新たなテーマでお贈りする。お楽しみに。

【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.1「スピーカー編」その8 “ハイエンド・スピーカー”

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る