自動運転車と歩行者、コミュニケーションは可能?!…フォードがテスト

自動車 テクノロジー ITS
フォードの自動運転車と歩行者のコミュニケーションテスト
フォードの自動運転車と歩行者のコミュニケーションテスト 全 5 枚 拡大写真

フォードモーターは9月13日、米国のバージニア工科大学の「トランスポーテーション・インスティチュート」と共同で、自動運転車の動きを歩行者、自転車、他のドライバーなどに伝える方法についてのテストを開始した、と発表した。

今回のテストは、自動運転車が人間と安全に道路を共有できるようにするためのフォードモーターの取り組みの一環。トランスポーテーション・インスティチュートとの共同研究プロジェクトでは、自動運転車と他の道路使用者が、通信するための最も効果的な手段を調査するために行われるもの。

フォードモーターは、テスト車両のフロントウィンドウ上部にライトバーを装備。専用の「シートスーツ」でドライバーを隠したうえで、車両の意図の伝達をテストするために、ライトバーに3種類の光信号を点滅させる実験を行った。

3種類の光信号は、2つの白いライトが左右に動いている場合、車両が完全停止に近づいていることを示す。自動運転中は、白色のライト点灯。白いライトが素早く点滅した場合、車両が停止から加速し始めていることを示す。

フォードモーターは、米国バージニア州アーリントンにおいて、約2900kmの走行テストを行い150時間以上のデータを収集。このデータを元に、今後の自動運転車の安全確保に向けた研究開発に取り組む方針。自動運転車と他の道路使用者との間で行う通信手段の業界標準を確立することを目指していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  4. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  5. カワサキの649ccクルーザー『バルカンS』、2026年モデルで新カラー登場 価格は105万6000円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る