交通安全運動出動式…警視庁と官民が合同で飲酒、信号無視、スピード違反など悪質運転の取締りを強化

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皇居外苑で行われた秋の交通安全運動出発式(20日・千代田区)
皇居外苑で行われた秋の交通安全運動出発式(20日・千代田区) 全 6 枚 拡大写真

全国一斉の秋の交通安全運動が、21日から10日間に渡って展開される。これに先立ち20日、東京都千代田区の皇居外苑で、警視庁と交通安全運動協力団体が合同で出発式を行った。

警視庁はほぼ毎年1回、運動期間前に出動式を実施しているが、一体となって行うのは初めてのことだ。

東京バス協会、東京都トラック協会、東京タクシーハイヤー協会の旅客・物流事業者団体のほか、全日本デリバリー業安全運転協議会、日本学生自転車競技連盟が参加し、トラックやバス、デリバリー用の超小型モビリティ、3輪バイクに、「交通安全運動実施中」のマグネットシートの取り付けや、たすき掛けを行った。

警視庁からは交通安全運動を担当する交通部と、機動隊の自動二輪部隊WB、自動車警ら隊で部隊を構成。騎馬3騎、白バイ33台、パトカー10台、サインカー6台などとトラック、バスなどの民間車両、官民合わせて125人、90車両が、皇居隣の第一方面交通機動隊長の合図の下、都内に繰り出した。

山本仁(まさし)交通部長は、警察官に対して次のように訓示。
「交通機動隊を始めとする各部隊には、都内の事故多発路線における街頭活動の強化や赤色点灯走行などによる交通事故の抑止とともに、飲酒運転や信号無視、スピード違反など悪質危険な交通違反の取締りの強化をお願いする。都民の安全を支えていただきたいと思う」

また、官民一体となった実施について、次のように語った。「運動期間中交通事故を一件でも減らすこと、交通事故の絶無を決して実施した。本年はこれまで16年連続して減少してきた交通事故発生件数と負傷者数が増加傾向に転じ、112人が亡くなられるなど厳しい情勢が続いている。運転者の安全不確認や交通ルールを守らないことが原因とみられる交通事故が絶えない状況にある」(山本氏)

東京都の17年9月19日までの交通人身事故件数は2万2829件。そのうち負傷者は2万6633人。死者数は112人。いずれもプラス345件、プラス532人、プラス4人と、前年同日比を上回っている。

《中島みなみ》

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