中日本高速道路(NEXCO中日本)は、E23東名阪自動車道・上り・鈴鹿インターチェンジ(IC)~四日市IC間の約8kmを含む区間で、渋滞対策として実施した暫定3車線運用の効果を発表した。
亀山ジャンクション~四日市間で、この1カ月間の交通量は前年同期比約1%増加したが、渋滞回数が約2割減、渋滞時間が約3割減となった。
また、更なる渋滞の緩和策として上り線鈴鹿IC前後の約4kmでLEDライトを用い複数のボトルネックに対応し視線誘導をする国内初の渋滞対策「ドライブ・アシスト・ライト」を9月13日に運用開始した。この渋滞対策は、7月14日に運用開始した暫定3車線区間の手前で行うソフト対策で、暫定3車線運用開始後の交通状況を踏まえ運用を開始したもの。
ドライブ・アシスト・ライトは、混雑状況に応じて光の速度が変化する。ドライバーは光が流れるスピードに沿って走行することで、スムーズに走行ができるようになる。この結果、その区間を走行している車両全体が一定の速度で走行することにより、速度低下の抑制や速度の回復を促すもので、渋滞緩和を見込んでいる。