【新聞ウォッチ】東京モーターショー概要発表、西川会長が危惧する”ネガティブ報道”は回避

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マツダ RX-VISION コンセプト(東京モーターショー2015)
マツダ RX-VISION コンセプト(東京モーターショー2015) 全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年9月22日付

●国際経済、ガソリン車禁止、迫る大転換期EVは「破壊的技術」か(読売・6面)

●東京モーターショー来月27日から、ハイテクで存在感(読売・9面)

●ゲーム参戦も観戦も楽しむ、eスポーツ(朝日・9面)

●中国高速鉄道事故から「復活」350キロ世界最速奪還(毎日・7面)

●スズキ25万台リコール(東京・28面)

●トヨタ、外国人研修2倍、年300人、海外工場の幹部に(日経・1面)

●円、2か月ぶり安値、市場、再び円安・株高観測(日経・3面)

●外資EV単独進出解禁か、中国、自由貿易区限定で(日経・11面)

●スズキ、小型車拡充、「ハスラー」ベース新型、18年メド(日経・13面)

●左右に傾斜でも車いす真っすぐ、ヤマハ発が開発(日経・15面)

●ガソリン3週間ぶり上昇、店頭131.6円(日経・21面)

●「江東」ナンバー導入申請を検討、区、20年めざす(日経・35面)

ひとくちコメント

「入場者数や規模などを比べてどうかネガティブな見方をさらないようにお願いしたい」。東京モーターショーを主催する日本自動車工業会(自工会)の西川広人会長(日産自動車社長)が危惧の念を抱き、メディアに訴え掛けた甲斐もあってなのか、きょうの各紙には批判的な記事は見当たらない。

自動車産業をめぐる市場環境が急激に様変わりしている中、1954年(昭和29年)の初の開催以来、今年で45回目を迎える「東京モーターショー2017」が、東京・江東区の東京ビッグサイトで10月27日から始まる。1か月後の開催に先立ち、その概要を発表する記者会見が行われた。

自動車各社が自動運転や電動化技術など最先端の次世代モデルを中心に70台超が世界で初めて公開されるほか、新たなモビリティ社会を想起する参加型のイベントなどを通じて、未来テクノロジーの情報発信の場としても期待が寄せられている。

きょうの各紙にも「ハイテクで存在感」(読売)や「70台超が世界初公開」(東京)、「未来の東京の街VRでドライブ」(日経)などの見出しで、見どころなどを伝えている。しかし、世界最大規模の「東京ゲームショウ」が幕張メッセで開幕したことと重なったこともあり、紙面での東京モーターショーの取り上げ方は極めて地味。

産経は「東京モーターショーに27社概要発表」と、記事の本文を読まないと意味がよくわからないタイトル。日経は、紙面の下段にわずか20行ほどの短い記事だった。ちなみに、朝日と毎日の2紙は、開催時期が1か月も先でニュース性に欠けると判断したのか、きょうの紙面では掲載を見送っている。なるほど、取り上げなければネガティブな記事にもならない。

《福田俊之》

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