BASF、独米宇宙機関と提携…自動車用樹脂の紫外線劣化を防ぐ新技術開発へ

自動車 ビジネス 企業動向
BASFのドイツ公式サイト
BASFのドイツ公式サイト 全 2 枚 拡大写真

ドイツに本拠を置く化学メーカー大手、BASFは9月22日、自動車などに用いられるプラスチックの紫外線による劣化を防ぐ新技術の開発において、ドイツ航空宇宙センターとNASAゴダード宇宙飛行センターと提携した、と発表した。

太陽の紫外線は、自動車などに使用されているプラスチックの早期劣化を引き起こす主な原因。BASFによると、同社の光安定剤を適切に組み合わせると、プラスチックに対する紫外線の悪影響を抑制することができるという。

BASFは、ドイツ航空宇宙センターとNASAゴダード宇宙飛行センターと提携。予測される紫外線強度にプラスチック添加剤を正確に合わせることで、プラスチック製品の耐用年数を最大化する新たなツールの開発を目指す。

すでに、2つの航空宇宙機関では、科学者が世界各地の紫外線レベルを示す広範なグローバルマップを作成。これらのマップを活用することで、プラスチック添加剤の添加量を最適化することが可能になる。BASFでは、使用地域の要件に合わせて、より紫外線に強いプラスチック製品を開発していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  3. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  4. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  5. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る