【実践! サウンドチューニング】ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析 その19

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
レインボウ・DSP1.8 + WiFi Module
レインボウ・DSP1.8 + WiFi Module 全 1 枚 拡大写真

サウンドチューニングに挑戦すると、カーオーディオは今よりもっと楽しくなる。そのガイドとしていただくべく、当コーナーを連載している。現在は、「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」と題し、“単体DSP”の注目機のピックアップ解説を行っている。

今週は、ドイツの実力ブランド「レインボウ」の『DSP1.8 + WiFi Module』を取り上げる。

最初に、当機の基本的なスペックを紹介しておこう。まず入出力は、“高性能単体DSP”として平均的なレベルが確保されている。入力は、RCA/ハイレベル入力(6系統)に加えて、TOSLINK、さらにはAUX入力までもが備えられ、出力は8系統を装備。であるので、最大で“フロント3ウェイ+サブウーファー”のシステムまでを構築可能だ。

各調整機能もハイレベルな仕様となっていて、“イコライザー”はch独立の“パラメトリック”タイプ。通常の“グラフィックイコライザー”に比べて、補正をかけたい周波数にピンポイントでアプローチできる。“クロスオーバー”に関しては、クロスオーバータイプも、Butterworth、Bessel、Tschebychev、以上の3タイプの中から選択可能だ。

その上で当機は、これならではのスペシャルな特長も有している。それは、「Wi-Fiストリーミング対応」。iPad/iPhone、Android、WindowsPCなどWi-Fi対応端末があれば、端末内の音楽をWi-Fi接続して車内で聴くことができるのだ。

ワイヤレスで音楽を転送する仕組みとしては他にBluetoothがあるが、Wi-Fiはそれに比べて音質的に有利だ。Wi-Fiではデータをそのまま転送できるわけなので、転送中に音源が劣化することは基本的にはほとんどないからだ。利便性が高く、その上で音質性能も優れている、というわけなのだ。

なお、当機のチューニング操作は、iPad、Androidタブレット、Windows PCにて行える。パソコンを車内に持ち込むのが不便、という向きには、タブレットを用意することでその不便を軽減できる(iPhone、Androidスマートフォンでは調整は行えないものの、入力切替、音量調整等は行える)。

サウンドコントロール機能が充実した使い勝手の良い“単体DSP”がほしいと思ったら、当機は有力な候補になり得る。要注目。

今週はここまでとさせていただく。次週も注目機種のピックアップ解説を継続する。お楽しみに。

【実践! サウンドチューニング】Part.5「ユニットタイプごとの調整機能の傾向分析」その19

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  2. 初の電動化、6気筒エンジン復活など話題満載!ポルシェ『911』最新世代「6モデル」を一挙スクープ
  3. メルセデスAMG GT 新型登場、高性能ラグジュアリーモデルの魅力とは?[詳細画像]
  4. 日産『キャシュカイ』改良新型...日本のテイストを取り入れたデザインに[詳細画像]
  5. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  6. [VW ゴルフ 50周年]第5世代は自信作、品質と快適性でクラスを超えた?
  7. 「アルファード」フォロワー続々! 北京モーターショーで見た「衝撃の高級ミニバン」10選
  8. [VW ゴルフ 50周年]第6世代は安全性とハイテクが売りだった
  9. 【マツダ MX-30 ロータリーEV 新型試乗】走行レンジは900km!他のモデルでは叶えられない「面白い選択肢」…河村康彦
  10. ポルシェの売上高と営業利益、過去最高を達成 2023年通期決算
ランキングをもっと見る