東武鉄道が「ブラジル」に…西小泉駅の新駅舎が完成

鉄道 企業動向
西小泉駅の新駅舎(左)と大泉町公衆トイレ(右)のイメージ。駅舎は9月16日から使用を開始しており、公衆トイレも2018年3月頃に完成する。
西小泉駅の新駅舎(左)と大泉町公衆トイレ(右)のイメージ。駅舎は9月16日から使用を開始しており、公衆トイレも2018年3月頃に完成する。 全 3 枚 拡大写真

東武鉄道はこのほど、小泉線の西小泉駅(群馬県大泉町)に建設した新しい駅舎の使用を開始した。南米のブラジルをイメージしたデザインでまとめられている。

西小泉駅がある大泉町は、同町内にある大手メーカーの工場が人手不足を理由として、1990年代から外国人労働者を多数受け入れてきた。東武鉄道によると、人口の約1割はブラジル人。「ブラジル料理の飲食店や雑貨店が多数あるブラジルタウンが形成されており、町全体がブラジルをはじめとする南米文化で活性化策を推進」しているという。こうしたことから、西小泉駅を「ブラジルタウンの玄関口」として整備する構想が浮上した。

新駅舎は木造平屋建てで、延床面積は96.88平方m。ブラジルの国旗に使われている黄色や緑色を使用したデザインでまとめられた。駅名看板は日本語・英語・中国語・韓国語のほか、ポルトガル語(ブラジルの公用語)とスペイン語(南米で主に使われている言語)を表記。ブラジルを代表する鳥「トゥカーノ」をイメージしたシンボルサインも掲出した。2018年3月頃には、大泉町が施工する公衆トイレも駅舎に併設される形で完成する予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  2. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
  5. 125ccスクーターでもここまで違う!? スズキ『バーグマン』とヤマハ『NMAX』を徹底比較
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る