ホンダは、10月25日から11月5日まで、東京ビッグサイトで開催(一般公開は10月28日から)される「第45回東京モーターショー2017」に出展、「ホンダ スポーツEVコンセプト」を世界初公開する。
ホンダのブースコンセプトは「自分を、もっともっと連れ出すんだ。」。モビリティーを通して拡がる人間の可能性、豊かな生活をホンダブース全体で提案する。
世界初公開となるホンダ スポーツEVコンセプトは、コンパクトなボディに、EV性能と人工知能(AI)を組み合わせ、人とクルマがひとつになったような運転感覚を体験できるモデルを目指して開発。フランクフルトモーターショーで初公開した「ホンダ アーバンEVコンセプト」とプラットフォームを共有しながら、一目で心に残る親しみやすいデザインとし、所有する喜びと愛着が感じられる次世代のスポーツカーを目指した。
日本初公開となる「ホンダ アーバンEVコンセプト」は、新開発のEV専用プラットフォームを採用し、将来の量産EVモデルの技術とデザインの方向性を示すモデル。キビキビした走りの楽しさと愛着を感じる親しみやすさをシンプルに表現したデザインとし、都市の移動に最適なコンパクトサイズとしている。またAIや車両の外へ向けメッセージやあいさつなどを表示するディスプレイを備えるなど、人とクルマの自然なコミュニケーションを実現する。
同じく日本初公開の「ホンダ NeuV」は、自動運転技術とAIによって拡がるモビリティーの可能性を模索するEVコンセプトモデル。ドライバーの表情や声の調子からストレス状況を判断して安全運転のサポートを行うほか、ライフスタイルや嗜好を学習して、状況に応じた選択肢の提案を行うなどのコミュニケーションを実現する。また、所有者が使用しない時間には、所有者の許可を得て、自動運転で移動しライドシェアを行うことも想定している。
また市販予定モデルとして、5代目となる新型「CR-V」を日本初公開。歴代初となる2モーターハイブリッドシステム「スポーツハイブリッド i-MMD」を搭載したFF車および4WD車をラインアップする。また、ガソリン仕様に新たに3列目シートを設定するなど、ユーティリティ性能も向上。さらに安全運転支援システム「ホンダ センシング」を標準装備する。
二輪車では、ヒューマノイドロボット研究で培った独自のバランス制御技術を応用した「ホンダ ライディングアシスト-e」を世界初公開する。極低速走行時にマシン自体がバランスを保つことで、ライダーの負荷を軽減。パワートレインには電動モーターを採用し、自由で楽しい移動の喜びやカーボンフリー社会の実現に向けたコンセプトモデルとして提案する。そのほか、今年10月に生産累計1億台を迎えるスーパーカブの記念車など、約60年にわたるカブの歴史、現在、未来を伝えるカブワールドを展開する。
モータースポーツゾーンでは実際のマシンに触れて乗ってモータースポーツを体感できる展示を、ブース中央には来場客が憩い、集えるウェルカムゾーンを設置する。
東京モーターショー主催者テーマ展示の「TOKYO CONNECTED LAB 2017」では、「もっと、家族と一緒にいよう。」をコンセプトに、家族とのつながりにフォーカスした「ホンダ 家モビ コンセプト」をはじめとするモビリティを展示し、家族の生活の新しい可能性を提案する。