日産・西川社長、慶応での出張授業を中止

自動車 ビジネス 企業動向

日産自動車は、日本自動車工業会((JAMA)が主催して、メーカー各社のトップが共同で開催する「大学キャンパス出張授業2017」の西川廣人社長の授業を中止する。2日、JAMAに伝えた。

西川氏は10月4日、慶応大学での湘南藤沢キャンパスで「自動車産業の進化と求められるリーダー像」をテーマに同大の学生に授業する予定だった。

同社には9月18日、同じ神奈川県内にある日産車体湘南工場に国土交通省の立入検査が入ったことをきっかけに、出荷前の車体の資格のない補助検査員が完成検査を行っていることが明らかになった。同省は公道を走ることができる保安基準を満たしていない可能性があると改善を促して、今も収拾に向けた対策を実行中だ。

ただ、日産が東京モーターサイクルショーを前に法令順守を問われる事態に陥ったことに加えて、JAMAの会長でもある西川氏が、今年で5回目となり定着しつつある「大学キャンパス出張授業2017」を自ら中止することになったことは、業界のイメージを大きく毀損するものになった。

「今回の件を踏まえてと聞いている」(JAMA)とし、補講は行わない。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る