札幌市の交通資料館を仮想現実化…「VR交通資料館」を2018年3月まで公開

鉄道 行政
「VR交通資料館」のウェブサイト。公開内容は実際のものと同じで、一部の展示車両では車内の様子を見ることもできる。
「VR交通資料館」のウェブサイト。公開内容は実際のものと同じで、一部の展示車両では車内の様子を見ることもできる。 全 1 枚 拡大写真

札幌市交通局は、札幌市営地下鉄南北線自衛隊前駅(札幌市南区)高架下にある交通資料館を、インターネット上で閲覧できる「VR交通資料館」を10月1日から2018年3月31日まで公開している。

交通資料館の屋内展示物や屋外展示車両を、360度のVR(virtual reality)画像で楽しむことができるコンテンツ。

屋外展示車両では、名古屋生まれの縁もあって、2020年3月まで愛知県犬山市の博物館明治村へ貸し出されている、1911年製の木造電車・10形22号も含まれる。屋内展示室に設置している大型地下鉄模型の運転席から、南北線の車両の仕組みや前面展望映像を見ることもできる。

ジャイロ機能に対応しているため、スマートフォンなどで閲覧する場合は、端末を動かすことで周囲のVR画像を見ることも可能。

実際の交通資料館は、市営地下鉄南北線の高架部橋脚改修工事に伴い、屋内展示施設が取り壊されることから、2020年3月まで休業している。屋内展示施設では札幌の市営交通にまつわる部品や資料などを1000点程度、屋外では市電車両9両、地下鉄車両5両、バス4両を展示していた。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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