日産の国内生産拠点すべてで立入検査を実施...国交省

自動車 ビジネス 企業動向
日産自動車追浜工場
日産自動車追浜工場 全 6 枚 拡大写真

3日、日産自動車の栃木工場、日産車体関連会社の日産オートワークス京都の2か所に、国土交通省の立入検査が実施された。これで日本にある同社の生産拠点6か所、すべてに立入検査が入ったことになる。

立入検査は、定期検査とは別に国交省が臨時に行う。9月18日、国交省は日産車体湘南工場に1回目の検査を行い、認定を受けない補助検査員が完成検査を行っていたことを指摘した。日産は19日、20日の両日で完成検査の確実な実施の対策を整え、22日に湘南工場で2回目の検査が実施されたことについては、対策の確認であったと話した。

その後も、追浜工場(26日)、日産車体九州(28日)、九州工場(29日)と続き、今月3日の検査となった。同日の検査の内容について、同社は不明とする。

その一方で、朝日新聞は補助検査員が検査の代行をしただけでなく、補助検査員が行った検査で有資格者の押印がされ、完成検査票の記載を整えられていた可能性があることを報じた。

日産では、有資格者を示す検査員は作業服にバッジを付けて、無資格者の補助検査員とは外見で見分けがつく。補助検査員は検査対象車両の移動や検査機器の取扱いを行い、検査作業の補助に従事する間に、有資格者である指導員が、認定の取得を促す。補助検査員が無資格者が検査が行うなどの状態は、現場にいる指導員が法令を遵守するように指導を行い是正する役割を担う。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  2. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
  5. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る