WILLER×ビジョン×京都府、中国人観光客向け国内魅力発信事業でタッグ

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WILLERとビジョンによる京都の新たな観光事業発表(10月4日、京都市内)
WILLERとビジョンによる京都の新たな観光事業発表(10月4日、京都市内) 全 6 枚 拡大写真

グローバルWi-Fi事業などを手がけるビジョンと、移動マーケティング事業を展開するWILLERは、10月4日、両者の得意とするツールをコラボレーションさせた中国人観光者向け体験型旅行を展開。新たなインバウンド需要を移動と通信といった手段で取り込む構え。

両者がコラボして展開する体験型観光ツアーは、Wi-Fiや翻訳ツールを展開するビジョンと、高速バスや鉄道を運営するWILLERが、京都府の協力を得て「中国人観光客に向けて、日本の魅力の新たな発信方法を探る試み」という。

両者がコラボして展開する体験型観光ツアーは、京都府の協力を得て、Wi-Fiや翻訳ツールを展開するビジョンと、高速バスや鉄道を運営するWILLERが「中国人観光客に向けて、日本の魅力の新たな発信方法を探る試み」という。

今回は、中国人インフルエンサーキーオピニオンリーダー18人を集め、WILLERが7台保有する三菱ふそう『エアロキング』をベースに、中国の国民的人気ゲームIP「Anipop Club」(アニポップクラブ)でラッピングしたバスで京都の観光地を周遊する。

さらに、訪日外国人客向けWi-Fiルーターレンタルサービス「NINJA WiFi」などを提供するビジョンが、「NINJA WiFi」や、世界初のウェアラブル翻訳機とうたう「ili」を投入し、彼らの国内の魅力を発信するサポートを担う。

◆通信と移動で次の魅力発信へ


発表会場の現場には、新潟、東京で稼働するレストランバスに続き、3台目となるレストランバスが公開された。WILLERの村瀬代表は、今回のイベントに参加した中国人観光客に向けて、サムライの格好でこう伝えた。

「ぼくは大学時代に中国語を専攻してたけど、いまは『ニーハオ』しかいえない。でも、我々がやりたいことはインバウンド向け事業。たとえば、中国からの観光客に新しい体験をしてもらう。新しいアクセスを提供するといった事業もそのひとつ。旅行は、ワクワクするものだけど、不安もある。こうした旅行者の想いをしっかりマーケティングし、安心して移動できる日本をめざしている」

さらに、翻訳ツールを展開するビジョンの佐野社長は、「日本語から中国語、英語、韓国語、またその逆と、旅行者の言葉の壁はまだまだある。その壁を打破すべくウェアラブル翻訳機「ili」を立ち上げた。今回のコラボレーションは、その壁を超えるための試金石として、舞台が京都だからこそ実現した。この京都の実績を積みながら、他エリアへの展開も試みたい」と語った。

《レスポンス編集部》

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