森林鉄道のSLで「お月見」…遠軽町の「雨宮21号」を夜間運行 10月7日

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かつてナローゲージの森林鉄道で使われていた蒸気機関車「雨宮21号」。けん引される客車は、かつて岡山県の井笠鉄道や埼玉県の西武鉄道山口線で使われていたもの。
かつてナローゲージの森林鉄道で使われていた蒸気機関車「雨宮21号」。けん引される客車は、かつて岡山県の井笠鉄道や埼玉県の西武鉄道山口線で使われていたもの。 全 1 枚 拡大写真

北海道遠軽町は10月7日、森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」の夜間運行を実施する。

「雨宮21号」は、1928年に東京の雨宮製作所で製造されたナローゲージ(762mm軌間)用の小型蒸気機関車。

現在の遠軽町丸瀬布(旧丸瀬布町)にあった、北見営林局武利(むりい、「武利意」とも表記)森林鉄道に投入され、国有林からの木材運搬に使われていたが、無煙化が始まった昭和30年代にはディーゼル機関車に取って代わられるようになり、1958年に廃車されている。

廃車後は、北見営林局丸瀬布営林署で保存されていたが、1976年に旧丸瀬布町へ譲渡。1980年には稼働状態に復元され、現在の森林公園いこいの森(遠軽町丸瀬布上武利)で動態保存されるようになった。

森林鉄道用蒸気機関車の動態保存としては国内唯一であることなどが評価され、2004年には北海道遺産に指定されている。

「雨宮21号」は土休日を中心に、日中に運行されているが、今回は「お月見列車」として、19時20分発、19時40分発の便が特別に運行される。乗車料金は高校生以上500円・中学生以下250円(3歳以下無料)。18時から19時までは撮影会も開催される。

森林公園いこいの森へは、石北本線丸瀬布駅から車で15分程度。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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