GENIVIアライアンスは10月9日、新たな車載ソフトのネットワーク化計画、「ビークル・ドメイン・インターアクション」を発表した。複数の車載ソフトウェア領域をネットワーク化するのに必要なパスを定義するオープン規格のインターフェースとコードに焦点を当てている。
GENIVIアライアンスは、米国カリフォルニア州に本拠を置く自動車メーカーと部品メーカーを対象にしたオープンで協力関係にあるソフトウェア開発の非営利団体。自動車メーカーなど、世界の140社が参画している。
GENIVIアライアンスが今回発表したビークル・ドメイン・インターアクション計画は、システムオンチップの一本化という、安全やインフォテインメントなどのネットワーク化を求める主要市場からの要請に応えたもの。GENIVIアライアンスによると、複数の車載ソフトウェア領域の一体化は、ひとつの領域で生成された情報やデータを他領域でも表示、制御する上で不可欠になるという。
この計画の主な狙いは、必要とする複数ソフトウェア領域のネットワーク化を容易にする一連の規格ソリューションとインターフェースを開発すること。GENIVIアライアンスの会員と自動車業界は、複数ソフトウェア領域機能、データ管理、その他に必要な定義したインターフェースとソリューションを活用することによって、さらに効果的な開発、試験と品質の改良などの効果を得ることができる。
GENIVIアライアンスは、効果的なソフトウェア領域を一体化させる技術を生み出すためのビークル・ドメイン・インターアクション計画により、コネクテッドカーの開発を推進していく。