【WEC 第7戦 富士】決勝6時間レースがスタート…しかし霧が悪化して、1時間20分後に赤旗中断

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SC先導で始まったレースは、5周終了時に実質的なスタートを迎えた。
SC先導で始まったレースは、5周終了時に実質的なスタートを迎えた。 全 8 枚 拡大写真

富士スピードウェイで開催されている世界耐久選手権(WEC)第7戦は15日、決勝日を迎えた。3日続きのウエットコンディションのもと、午前11時に決勝6時間レースがスタート。しかし1時間20分後に霧による視界不良で赤旗中断となっている。

決勝日の富士も、競技者および観客にとっては雨と霧の様子を窺いながら、という天候状況になった。スタートセレモニーを経て、レースは午前11時にセーフティカー(SC)先導のかたちで始まる。出走は全26台、スタート時の気温は14度で路温が16.1度。

SC先導は約13分続き、5周終了時点でレースは実質的なスタートタイミングを迎える。コースの一部にイエローゾーンが敷かれた状態での実質オープニングラップとなった6周目、ポルシェとトヨタのLMP1-Hクラスマシン計4台の最前線隊列は、ポール発進の#2 ポルシェが首位をキープし、トヨタ勢の2台(#8、#7)が2~3番手に浮上、#1 ポルシェが4番手へと2ポジションダウンする格好となる(#8と#1には軽い接触があった模様)。

水煙と霧とで視界が良くない状態での戦いが続くなか、22周目に#1 ポルシェのA. ロッテラーが#7 トヨタの小林可夢偉をパスして3番手へ。この時点で首位#2 ポルシェのE. バンバーは、#8 トヨタのS. ブエミを約10秒リード。そして3番手に上がった#1 ポルシェが#8 トヨタにも迫っていく。

そして開始から約52分、トップが28周目を走っている段階で、レースは霧による視界悪化に対してのものと見られるSC導入に。そしてトップが39周目走行中の1時間20分経過時点で、赤旗中断。

トヨタ勢はSCラン中、1時間を経過した頃に最初のピットインを行なっている。また、そのすぐ後に#1 ポルシェもピットイン、この時に最初の接触で傷めたフロントセクションを交換しており、順位は4番手に下がった。首位の#2 ポルシェはまだピットインをしていない。

WEC第7戦富士・開始1時間20分経過のLMP1クラス順位
1位 #2 ポルシェ(T. ベルンハルト & E. バンバー & B. ハートレー)
2位 #8 トヨタ(S. ブエミ & A. デビッドソン & 中嶋一貴)
3位 #7 トヨタ(M. コンウェイ & 小林可夢偉 & J-M. ロペス)
4位 #1 ポルシェ(N. ジャニ & A. ロッテラー & N. タンディ)

12時40分現在、レースは赤旗中断状態のまま。今後の“展開”が気になる状況となっている。

《遠藤俊幸》

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