【プレミアムワールドモーターフェア】マセラティが浸透しつつある静岡県エリア

自動車 ビジネス 国内マーケット
マセラティ浜松(プレミアムワールドモーターフェア)
マセラティ浜松(プレミアムワールドモーターフェア) 全 25 枚 拡大写真
プレミアムワールドモーターフェアの会場には、マセラティ浜松が出展。『クワトロポルテGTS』と『ギブリ』、『レヴァンテ』を展示、賑わいを見せていた。

レヴァンテはじめ最近は話題に事欠かないマセラティ。静岡県内をメインに展開するマセラティ浜松のセールスマネージャーの神ノ門氏にお話を伺った。「現在一番の人気はレヴァンテです。これは国内はもとより世界的に見ても同じ傾向のようです。日本では、特に首都圏で人気の高いレヴァンテのディーゼルモデルは、静岡エリアではほとんど出ません。レヴァンテSとレヴァンテが半々で出ているような状況です」。

「理由として考えられるのが、絶対的な燃費も決して悪くないということは言えるのではないでしょうか。確かにパフォーマンスをフルに発揮させようとすれば、それなりに燃料は消費します。いっぽうで、普通に流すと1リットルあたり8km前後の燃費を維持するのは困難ではありません。このクラスのクルマとしては許容範囲なのではないでしょうか。であれば、エグゾーストノートも含めて、よりマセラティらしさを色濃く盛り込んでいるガソリンモデルを、という方が多いように感じます」。

「相対的にディーゼルモデルの方が静かなので、むしろそこを評価してくださる方もいらっしゃるのですが、これは他のディーゼルモデルにはないことかもしれません」

そして静岡エリアでもマセラティはかなりファンを獲得していると神ノ門氏は話す。「浸透してきていると思いますね。中にはほかの所有車をやめてマセラティに絞り込む方も少なくありません。保守的な方も多く、安易に新しいモノに飛びつくことはしにくい県民性はあるかもしれませんが、ひとたび気に入ると、それだけに集中、という方も少なくないのが特徴かもしれません」。

「ですので、プレミアムワールド・モーターフェアは私たちにとっていい機会だと考えております。存在は知っているし、ブランドも聞いたことはあるが、いざショウルームに足を運ぶとなると敷居が高い、と感じている方はまだ多いようです」

他と競わない。比較されないクルマ。そんなマセラティの虜になるユーザーは静岡にも増えているようだ。「先日、新型『グラントゥーリズモ』も日本で発表されました。世界的に見て日本市場は、『グラントゥーリズモ』クーペとそのオープンモデルの『グランカブリオ』をお求めになる方が多いのですが、静岡に関しても特徴的と感じている点は、あまり販売台数の波がないクルマだということです」。

「仕様変更でテコ入れしないと台数が落ち込むことはあまりない印象があります。販売ボリュームとしてはほかのモデルが多いのですが、少ないながらもコンスタントに販売の出るモデルです。ステータスシンボルとしての価値が強くなりがちなモデルが同価格帯・クラスにありますが、そういうクルマの中には、ニューモデル効果が表れるクルマがあります。マセラティは本当に好きな人が選んでいる、このクルマで誰かと何かを競おうとしていない人が選んでいる、と言えるかもしれません」

《中込健太郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る