【新聞ウォッチ】日立の都市間高速鉄道向け新型車両、英国で運行開始

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【新聞ウォッチ】日立の都市間高速鉄道向け新型車両、英国で運行開始
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年10月17日付

●トランプ氏来日、来月5日、拉致被害者家族と面会へ(読売・1面)

●「改ざん」製品、神鋼「安全検証」難航も、膨らむ出荷先、人員不足(読売・10面)

●ボルボ「XC60」改良(読売・10面)

●トヨタ試作EV出展(読売・10面)

●日立新型車両英で運行(読売・10面)

●きょう日米経済対話、牛肉セーフガード・車焦点(朝日・3面)

●全日空、サーチャージ値上げ(朝日・7面)

●東京モーターショー27日から、EV・自動運転、技術競う(朝日・9面)

●陳氏、中国副主席に内定,習氏後継固まる(毎日・1面)

●五輪終電繰り下げ、最寄り駅各社に要請へ(毎日・30面)

●運転トラブル相次ぐ、男が追いかけミラー損傷(毎日・31面)

●神鋼不正、車大手が安全性追加調査(東京・7面)

●日経平均10日続伸、2年4か月ぶり(日経・1面)

●乗用車・商用車を分社、ダイムラー、持ち株会社に(日経・15面)

●霧の中もOK三菱電機、自動運転アクセル(日経・15面)

●3年で6000億円投資、三菱自4割増EV重点(日経・15面)

●三菱自動車、適正に検査、国交省に報告(日経・15面)

ひとくちコメント

アルミ製品などの性能データを改ざんしていた神戸製鋼所の国内取引先が6100社にも及ぶことが判明するなど、日本を代表する製造業の不正行為が大問題になっているが、こうした中、日立製作所が英国の都市間高速鉄道向けに製造した新型車両が、ロンドンと英南西部スウォンジーの間を結ぶ路線で営業運転を開始したという。

きょうの読売や朝日などが「日立新型車両 英で運行」などと取り上げている。それによると、新型車両は「クラス800」と呼ばれ、山口県の笠戸事業所で基礎部分を組み立てた車体に、英北部に2015年に開いた工場で内装品などを取り付けて完成させたという。日立は英国で866両の高速車両と保守業務を受注しており、2018年にはロンドン~英北部スコットランドでも運行がスタートするそうだ。

ただ、悲願の英国での新型車両の営業運転でも、手放しでは喜べない。車両には神戸製鋼所がデータを改ざんしていたアルミニウムが使われているからだが、日立では「安全性に問題はない」として、部品交換などが起こった場合は、神戸製鋼側に補償の請求も検討していくという。

さらに、運航開始に水を差しそうなニュースも飛び込んできた。英BBC放送などが英国で営業運転を始めた日立製作所の鉄道車両が、空調からの水漏れで始発からトラブルを起こしていたと報じたそうだが、現時点で詳しい状況は続報を待つしかない。

《福田俊之》

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