東レ、欧州での自動車向け素材の研究開発体制を強化---R&D拠点を新設へ

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AMCEU外観(工事中)
AMCEU外観(工事中) 全 2 枚 拡大写真

東レは、欧州で環境対応車向け素材の研究開発体制を強化するため、ドイツ・ミュンヘン近郊に「オートモーティブセンター欧州」(AMCEU)を2018年8月に開設する。

東レは2008年に、名古屋事業場内にオートモーティブセンター(AMC)を開設し、国内自動車メーカーへ新素材を活かしたソリューション提案、技術開発、事業化を推進してきた。この結果、2014年度から2016年度の世界の自動車生産台数の伸びが年率約2%の中、東レグループ全体の自動車用途向け売上高の伸びは年率約10%と、高い伸び率を達成した。

東レグループの自動車関連事業をさらに拡大していくため、AMCEUは、AMCの経験を活かしながら新規用途開発にも対応可能な研究開発拠点として運営していく。また、欧州自動車メーカーへのワンストップサービス拠点として、欧州における中核的な技術開発拠点という大きな役割を担う。

炭素繊維複合材料、樹脂、フィルムをはじめとする先端素材(中間基材)と、それらの特性をどのように引き出すかという成形や設計技術、実験・評価・技術支援を組み合わせた総合的なソリューションを提供していく。

欧州は車の軽量化や電動化などの取り組みで世界をリードしている。東レは、研究開発拠点を設置し、電気自動車をはじめとする環境対応輸送機器に必要な新素材、工法、構造を大手自動車メーカーと共同開発することで、自動車向け事業の拡大を図る。

《レスポンス編集部》

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