コンセプトは「憧れの街」…東京メトロが銀座駅を光を駆使してリニューアル 11月着工

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ラインカラーをあしらった光で導く工夫が施される改札口。ホテルのエントランスのような、上品で温かみのある空間にまとめられる。
ラインカラーをあしらった光で導く工夫が施される改札口。ホテルのエントランスのような、上品で温かみのある空間にまとめられる。 全 5 枚 拡大写真

東京地下鉄(東京メトロ)は10月18日、銀座駅のリニューアルデザインを発表した。

デザインは、2015年1~6月に実施された銀座駅デザインコンペの入賞作品を活用しながら検討。銀座が、「上品」「優雅」「高級感」を醸し出す日本有数の繁華街であることから、リニューアル内容は「憧れの街」をコンセプトに、「地下にいても地上を感じることができる『銀座のまちの地下1階』」をテーマとしている。

このリニューアルでは、銀座駅に銀座線・日比谷線・丸の内線の3線が乗り入れていることから、それぞれのラインカラーをあしらった光の演出を行ない、より直感的な利用を促すことに重点が置かれている。

地上の出入口はその最たるもので、ラインカラーによる光のグラデーションが溢れる演出が施され、銀座線はレモンイエロー、日比谷線はシルバーホワイト、丸ノ内線はチェリーレッドを基調とした色が使われる。

また、ホームには出入口の色と連動させた光柱を設置し、銀座の柳をイメージした光のグラデーションを施す。改札口はラインカラーの光をホームや出入口から導くことで、直感的に認識できる工夫が施される。

地下空間における閉塞性も改善される。コンコース・改札口は「明るく広がりのある快適な駅空間」を意識して、見通しを最大限に確保した上で天井を可能な限り高くするほか、銀座駅のメインストリートとして往来が多い日比谷線のコンコースは、より見通しのよい、わかりやすい空間構成とすることで、銀座をイメージした上品で落ち着きのある空間に一新するとしている。

このほか、銀座線のホームでは、側壁一面に「古き良き銀座の街並み」のイメージを描き、銀座の歴史を感じることができる演出が施される。

リニューアル工事は11月に着手し、2020年度に完了する予定。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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