【東京モーターショー2017】トヨタ副社長「全固体電池はゲームチェンジャーになりうる技術」

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トヨタ自動車のディディエ・ルロワ副社長は10月25日に行ったプレスカンファレンスで「20年以上にわたる電動車の販売実績と電動化コンポーネントの開発は、次のステップである電気自動車開発においても、我々の競争力の源泉となる」と述べた。

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ルロワ副社長は「トヨタは初の量産電動車をちょうど20年前に、東京モーターショーのトヨタブースに出展した。電動車両の先駆けとなった『プリウス』だ」と振り返った上で、「私たちのメッセージは明確だった。電動化はモビリティの未来を変えていくということ。電動化の目的は環境負荷を低減することにある。従って真の環境への貢献はクルマが普及してこそ意味がある」と指摘。

その上で「現在、トヨタは37の電動車を90か国以上で投入し、年間150万台近く販売している。グローバルな電動車マーケットでトヨタのシェアは40%以上におよぶ。20年以上にわたる1100万台以上の電動車の販売実績は同時にモーター、インバーター、電子制御ソフトウエア、電池など、それだけの数の電動化コンポーネントを開発し、改良してきたことを意味する。次のステップであるEV(電気自動車)開発においても、これらの実績が我々の競争力の源泉となる」と述べた。

さらに「トヨタは次世代電池の研究にも長年取り組んできた。そのなかで全固体電池は航続距離を飛躍的に改善するポテンシャルからゲームチェンジャーになりうる技術と考えている。トヨタは全固体電池に関する特許出願数においても世界トップ。現在200名を超える技術者とともに2020年代前半の実用化を目指して開発を加速している」とも話した。

今回のショーで世界初公開した『Concept-愛i』についてルロワ副社長は「単なるデザインコンセプトでも単なるクルマでもない。人工知能やコネクティッド技術によって私たちのパートナーとなる存在。ドライバーの心境を読み取り事故のリスク要因を解消するために運転を集中させてくれる。ドライバーが何を好むか、どのような情報を欲しいかを理解し、ドライバーとの間に新しい関係を築く」と紹介。

さらに「Concept-愛iはひとつではない。『愛i-Walk』はクルマが通行できないところにも移動の自由をもたらす。そして愛i-Rideは車いすを利用する方々も使いやすい装備を備えることでパーソナルモビリティへのバリアフリーアクセスを実現する。すべての愛iシリーズに『Yui』と名付けた共通のAIエージェントを搭載することで乗り換えても瞬時にドライバーとの密な関係が継続される」と解説した。

《小松哲也》

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