ボッシュは10月26日、東京モーターショーにおいてプレスカンファレンスを開催し、自動運転用の高精度地図データの作成に関して、インクリメントPとの協業に合意したことを発表(一部既報)。
プレゼンテーションに立ったボッシュ取締役会メンバー モビリティソリューションズ事業部門長のロルフ・ブーランダー氏は、「自動運転には高精度な地図データが必要だ。ボッシュは、ヨーロッパと中国の主要な地図会社と地図データの作成に取り組んでいる。そして日本では、インクリメントPと協業することをここにお伝えしたい。レーダーから得たデータをクラウドにアップしてマップを作成する『Bosch Radar Road Signature』を活用し、パートナー企業との地図データ作成をグローバルに展開していく」と発表した。
あわせてブーランダー氏は、緊急時の自動通報機能『eCall(イーコール)』にも言及した。「ボッシュはこのサービスのグローバルリーダーだ。日本でも2017年からメルセデスベンツの車両に対してeCallを提供している」と説明した。
またボッシュは、自転車にもソリューションを提供している。「電動アシスト自転車用のアシストユニット『Active Line Plus』は、ビアンキ、コラテック、ターン、トレックといった自転車メーカーに対して提供共有しており、日本でも発売される」と述べた。